ドローン操縦士になるための100の質問(産業編)

これからドローン操縦士を目指すドローンジョこと(ドローン女子)HIROMIの日記です。

Q155:Fligtradar24(フライトレーダー)って何?

いつもドローンを飛行する時に思うのです。

ドクターヘリ来ないよね。ニアミスやだ~。お願いだから来ないでとか・・

 

基本、有人機は150m以上での飛行なので、ドローンと飛行機の衝突の心配は殆どないのですが、ドクターヘリなどは、飛行禁止区域以外にも緊急ヘリポートなどがあると離着陸の時などで150m以下で飛行されます。

 

よって、飛行する場所は必ず事前にGoogleヘリポートが無いか確認をしたり、耳を澄ませヘリコプターの音がしないかなど、安全運航管理にも徹底しています。

でも、飛行している時にもリアルタイムにわかるシステムがあれば、こんなアナログな事をしなくていいのにと思います。

 

内閣府の「空の産業革命に向けたロードマップ2018」の第4フェーズに目視外飛行の検討があり、それに向け衝突回避など、ドローンとの接触回避を避ける為の運航管理システムなど、国交省SIPNEDOなどでも実証実験やシステム開発が進められているので、その内、リアルタイムにわかるようになるのは時間の問題かと期待してます。

 

そこで、私が時間がある時に見ているアプリをご紹介してます。

 

Fligtrader24

https://www.flightradar24.com/35.58,140.05/9

 

このアプリは、飛行機に搭載しているADS-B(Automatic Dependent Surveillance Broadcast=放送型自動従属監視)から、Flightradar24が設置した受信システムによって受信し、Flightradar24のサーバに転送する事でフライト情報(位置データ=緯度・経度・高度)、速度、機体便名・運航会社・出発地目的地など、PC/スマホなどで見る事ができます。

日本ではADS-B搭載義務はなく、電波発信しない(プライバシー・安全保安上など)機体もある為、全ての機体が表示されている訳ではありません。

 

スマートフォンタブレット向けのアプリが提供されているので、ご興味のある方はインストールしてみて下さい。

 

因みに、今年は災害が非常に多く先日の西日本豪雨(2018年7月)での関西空港連絡橋へのタンカー衝突の時は、関空が使えなくなり台風の影響もあり伊丹空港セントレアも一時閉鎖されました。

その時の飛行機の待機状態です。

成田・羽田空港などに、飛行機が集中している様子がわかると思います。 

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また、神戸の東灘区など、浸水による影響もありヘリコプターが集中して飛行しています。多分、報道・災害関係のヘリなのでしょう。

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このように、Fligtradarは運航管理の参考データにもなると思うので

未来はドローンも表示される時代が来るかも知れませんね。

 

注意:高度150m以上・飛行禁止区域の場合は、必ず航空局と空港関係には飛行申請が必要です。それ以外の場合でも、近隣に病院・学校など、ヘリポートがある場合、その管理会社へ飛行場所・時間を連絡する事で、ニアミスなど危険回避はできるので注意しましょう。

申請方法などは、下記掲載してますので参考にして下さい(1年前の情報ですが・・)

Q112:150m以上飛行の場合 - ドローン操縦士になるための100の質問(産業編)