ドローン操縦士になるための100の質問(産業編)

これからドローン操縦士を目指すドローンジョこと(ドローン女子)HIROMIの日記です。

Q205: CSPI-EXPO 第3回建設・測量生産性向上展 2021

今年もCSPI-EXPO 第3回建設・測量生産性向上展(開催期間 2021年5月12日~14日)に行って参りました。

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コロナ禍での開催となり、2021年来場者数32,316人(出展者数 285社)、2019年来場者数38,919人(出展者数 219社)と比べると、来場者数は減りましたが、出展社数は増え、思った以上に多くの方々がご来場されました。

https://cspi-expo.com/outline/2021-report

 

ドローン関連は、建設測量という事もあり、測量用ドローンの展示が多く

数年前と比べるとリポバッテリーのマルチコプター展示は少なくなり、長距離飛行型ドローンが揃い、今までは長くても20~30分の飛行時間でしたが、ハイブリット型やVTOLなどの出現で、1時間以上飛行可能なドローンも開発され、ドローン機体が進化している様子も見ることが出来ました。

 

今年も2021年、気になった展示ブースをご紹介させて頂きます。

 

アミューズワンセルフ

https://amuse-oneself.com/

このブースで目に止まったのは、ハイブリットドローン「GLOW.H」です。

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某研究所と共に開発したドローン。今回の展示会で初お披露目だそうです。

飛行時間は、機体単体では6時間以上、TDOT3 GREEN搭載時は2時間以上と、一回のフライトで計測できる範囲が広くなり、事後処理の負荷も削減でき、価格も他社製品よりも1/3位という事で、海外からも問い合わせが増えているそうです。

グリーンレーザー「TDOT」は、海底地形も計測ができ、ドローン機体のアームも折り畳みですし、移動時の事も考えると、使ってみたくなる製品です。

あとは、ハイブリット=ガソリン燃料で発電してる為、飛行時の音がどの程度か知りたいですね。

 

■リーグル ジャパン

http://www.riegl-japan.co.jp/product/uasuav/

レーザー測量と言えば、やはりリーグル。価格は数千万円の測量機と、中々手が出せませんが、性能ではピカイチなんですよね。

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リーグルを活用しているパートナーも数年前までは13社位しかいませんでしたが、今では名だたる建設・測量会社が揃い、28社まで増えてます。

レーザー測量は、災害後の復旧活用には即効性があるため、このように実働できる企業が増える事で、早急な対応ができる体制構築が出来てることも素晴らしい事だと思います。

 

■FUWA DRONE&SkyLink

世界初のレーザー測量(VTOL+LiDER)に成功! – 扶和ドローン株式会社

ドイツのVTOL「Wingcopter」が展示されてました。

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垂直離着陸で滑走路不要。長時間飛行可能なため、広域測量が可能。制裁重量も6㎏なので、カメラ・レーザー測量機・物流用ボックスなど、搭載できるので、仕様用途が多く、デザインもカッコいいので、実物を見たのは初めてでしたので嬉しかったです。

 

■JDRONE

https://jdrone.tokyo/

こちらは、国産機体の受託開発やDJI-SDKを使ったカスタマイズの受注など

元、日本サーキット(無線・電子基板開発等)のドローン事業部から独立した会社です。

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開発事業、操縦士育成事業、運用受託サービスなど、総合的なドローンサービスも行っており、今回の展示会では、土木工事での現状調査や崩壊地の土量計算など、飛行計画―操縦―データ作成―流出土量算定など、専門の操縦士・測量士も在籍しており、パッケージとしてのサービス提供もされるなど、詳しい説明を伺うことも出来ました。

その他、マルチコプター以外の、大型無人ヘリでの運用サービスも手掛けており、長距離飛行・計測・調査・防災などにも、活躍されている企業です。

 

イクシスリサーチ

https://www.ixs.co.jp/

インフラ向けロボット×AIデータサービスを提供している企業です。

こちらはドローンではありませんが、以前、業務で一緒になる機会があり、橋梁点検でドローンを活用する事もあるのですが、点検箇所によっては、他のロボットを活用した方が良い場合もあり、その際に、提案のあった「ワイヤ吊下型点検ロボット」の展示がありましたのでご紹介します。

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上記製品は、ワイヤ架設式で水平方向・垂直方向が可能で、姿勢センサが搭載されてるため、対称面の正対撮影が常時可能です。また、雨天・強風時でも落下を心配することなく、点検が出来るので、あえてドローンで点検する事無く、このようなワイヤ架設式ロボットなど、併用的に活用するのも良いと思います。また、撮影した画像には、撮影位置情報が付加されてるので、点検後のデータ整理や画像処理が可能と、実運用にあった製品を開発されてます。

 

という事で、他にも数多くの出展者のブースもご紹介したい所ですが、

今回は5社ご紹介させて頂きました。

 

番外編

ドローンとは関係なく、私を引き付ける大型ロボットがあったのでご紹介します。

 

■建設機械の遠隔操縦(ソフトバンク&カナモト)

https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2021/20210512_01/

5Gネットワークなどを活用した建設機材の遠隔操縦の実証実験が2019年より行われ、その建設重機の操縦体験をしてきました。

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リアルに現場から離れた、幕張メッセから、通信ネットワークを使用し、遠隔制御装置で、自分が複数台のカメラを見ながら、遠方にある重機で土を掘る、運ぶなど、遠隔操縦を体験する事ができ感動しました!

 

操縦しながら、いつかドローンも、このように別の場所から遠隔操縦できるような時代が来るんだろうなと思いながら、待ってる方もいなかったので、10分位操縦席で、楽しんで操縦してたら「センスありますね~」って褒められ、調子に乗ってたら、後日、私の目撃情報多数あり、長いするものではありません(^^;)

それにしても素晴らしい技術です。

ご指導下さいました親方様、有難うございました。