Q145:橋梁点検に適したドローンは何?
等々、昨年から取組んで来た事が形になって来ました~
ドローンを活用した業務では、空撮業界は成功していると言って良いでしょう。
そして、測量系は2018年来てます!
そして次に来るのは?なんでしょう?
まだ、産業用でドローンが多くの方々に活用される為には、技術の進化・ルール化など、まだ課題が残っております。
そんな中、インフラ点検でドローンが活用できるよう、研究開発している企業様も多くいらっしゃいます。
今回は、インフラ点検の橋梁点検の取組についてご紹介します。
橋梁点検は、ドローンにとっては、飛行の難易度が高い分野です。
・近接撮影
・被写体が様々である
・非GPS環境下(橋下は、GPSが遮られる)で安定飛行が求められる
・風が強い・風のパターンは様々
・照度が低い
・トラスの撮影(焦点が合わない)
・撮影基準 1mm以上 等
産業用となるとドローンはどれでも良いという事でなく
環境・点検条件等を安全にクリアできる橋梁点検用ドローン開発が求められていると言うのが2018年の状況かも知れません。
今後、インフラ点検用の機体としての「性能評価手法基準書(案)作成」の実験報告が掲載されましたのでリンク貼ります。
NEDO:橋梁点検に用いる無人航空機の性能評価基準策定に向けた飛行試験を実施
私もこのプロジェクトに参加し、模擬橋梁のドローン実証実験や準備などお手伝いしてきました。
下記、ドローンが撮影した映像がしっかり撮れているかをFPV用モニターで確認している時の写真です。
このように、非GPS環境下で風を受けながらも、リアルタイムに撮影状況を確認出来るかなども実験しました。
実際にやってみると想像以上のプロジェクトになり、発煙筒を焚いた時は、風の流れを可視化する事もでき、風とドローンの関係性も明確にシュミレーションする事もでき、意味ある実験が出来たと思います。
まだまだ課題は多いですが・・・
今後は、実物大に近いテスト用橋梁を福島ロボットテストフィールドに2020年を目指し開発しているとの事。
更なる精度の高い機体評価が出来るようになりますね。