Q126:夜間飛行(MONDO GROSSO MV付)
Q55:夜間飛行(注意事項)でも掲載していますが、今回は夜間飛行をする人ってどんな方だろうと考えました。
①夜景を撮影する人(空撮)
②人命救助(赤外線カメラ・下方照明付等)
③獣害調査(赤外線カメラ)
④まだ明るいけど日出前・日没後の飛行をしたい人(農業系・業務系)
④は、真っ暗でないので、機体や周りの環境は見えると思いますが、
①~③は、照明器具や飛行前ルート確認など、安全運航上、事前確認・準備が必要になると思います。
まず、夜間飛行には国交省への申請が必要です。
その条件とした機体・体制を国交省HPより抜粋しました。
■飛行申請(機体・体制)
■無人航空機の追加基準適合性
機体に灯火装置が付いている事が必須となり、灯火されている機体写真添付が必要です
■3-2 夜間飛行の際の体制
・夜間飛行においては、目視外飛行は実施せず、機体のランプが容易に認識できる範囲内での飛行に限定する。
・飛行高度と同じ距離の半径の範囲内に第三者が存在しない状況でのみ飛行を実施する。
・操縦者は、夜間飛行の訓練を修了した者に限る。
・監視者についても、操縦に関する訓練を修了した者に限る。
・飛行に先立ち、日中、飛行させようとする経路及びその周辺の障害物件等を事前に確認し、適切な飛行経路を特定する。
・離着陸を予定している場所を照明の設置等により明確にする。
私なりに整理してみると・・
■機体
・機体に照明がついている事(LEDランプなど)
記載されていませんが、暗闇では前後左右が機体を見てもわからない為、前後に赤・緑等の照明がついている事(殆どの機体には装備されていますが)
■体制
・目視内(照明が見える範囲)
・高度:例30mであれば、操縦士から半径30m以内に第三者がいない事
・夜間飛行訓練が必要(操縦者は事前に夜間訓練練習をする)
・監視者が必要(操縦訓練を修了している)
・夜間飛行前に、事前に明るい日中に安全な飛行経路を確認しておく
・離着陸場所には、照明の設置をする
以上をクリアーしていれば、夜間飛行申請が通るという流れになるのでしょう。
あと、用意する物は?
・照明道具
離着陸場を照らす照明※自動車の照明でも良いかも、機体を照らす照明※ライトなど
・安全服(夜間反射するベストなど)
夜間飛行訓練はどうしていますかと聞かれることが多いですが、私は経験者とともに、室内(体育館など)で飛行訓練を行いました。
他の方は、ゴルフ場を借り切って、夜間飛行訓練をされたという方もいらっしゃいました。
また、飛行申請時には、夜間飛行回数を記入するのですが、最低5回は必要だとか・・・
始めて、夜間飛行を行った時は、本当に真っ暗になると怖かったですよ。
照明は偉大だ!
また、飛行経路上に何か小枝でもあってぶつかったらどうしようとか、前進させるのも恐る恐るでした。
そこで、思ったのが、明るい時間に自動航行で飛行ルート設定をし、日中に同じ経路でテスト飛行させれば、障害物にぶつかる事もないのではと、手動だけでなく自動航行もありだと思います。
プロの方の空撮は、夜も流れるように飛行されているので尊敬します。
下記、夜間を飛行するドローンの映像MVを見つけました。
前半のドローンはUFOみたいでカッコいいです。後半はスケボーの山本さんの技がカッコ良すぎます!
MONDO GROSSO「TURN IT UP」のミュージックビデオ
ヴォーカルは大橋トリオさん。スケボーはフリースタイルスケートボードの世界チャンピオン山本勇さん(14歳)が出演。大沢伸一さん、山本勇さんの出身地である滋賀県の未使用のトンネルと道路を使用して撮影されたそうです。