Q68:総務省って何?
ドローンを取り巻く環境の中で、世界各国でドローンの運用ルール・規定などを決め安全運航できるよう、様々な機関で法の整備など行われています。
大きく分けると
①国土交通省(航空法のルール 等)
②総務省(電波 等)
③国土地理院(測量 等)
④経済産業省(ロボット事業で経済活性化 等)
ドローンの活用も徐々に広がる今日、規制やルール・免許も含めた制度づくりなど忙しくなっているそうです。
今回は②総務省はどのような取組をされているかご紹介したいと思います。
■総務省HP
まず、総務省と聞くと、マイナンバー制度・地方活性化の為のふるさと納税など、身近な所ではイメージは付くのですが
ドローンというと、何が関係しているのんだろうと考えると、一番つながりがあるのは、電波関連でお世話になっています。
ドローンの操作には、遠隔操作やドローンからの画像・データ伝送に電波を使います。
電波とは、世界で各利用範囲が決められています。
例えば、ITU(国際電気通信連合:International Telecommunication Union)では、電波使用の範囲など世界3つに分けて規則・周波数の割り当てなど整備されています。
世界の電波(周波数)区分け
第1地域 ヨーロッパ~ロシア
第2地域 アメリカ大陸
第3地域 アジア・オセアニア
よって、アメリカで使用していた電波を日本で使用したいと言っても、使用出来ないそうです。もし、日本で使用した場合は、他の電波と混線し事故が起こる可能性もある為、世界で電波の周波数の割り当てなど、しっかり管理されているという事です。
日本では、これらの電波を管理している所が総務省という訳です。
部署は、総務省 統合通信基盤局
こちらが担当部署になります。
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/sogo_kiban/index.html
ロボット(ドローン含む)における電波利用の高度化に向けた環境整備やインターネットの取扱い、プライバシー侵害など、安心して暮らせるよう情報発信もされています。
特に、プライバシーの侵害は、ドローン=空撮というイメージが一般的に知られるようになってきている為か、住居の近くで飛行していると、家の中を撮影されているのではないかと、住民からの問い合わせも多いようです。
その為、ドローンを操縦・運用される方々は、空撮される場所によって近隣住民の方々への事前告知など、トラブルにならないよう対策を講じています。
尚、現在、総務省がドローンに関する電波法など、どのような課題があり、何を取組されているか等詳細に記されている記事がありましたのでリンク添付します。
■総務省 無線機器の電波利用について解説
因みに、総務省の仕事の範囲が広く、HPでは理解しづらい方は、下記もお勧めです。私はこれでスンナリ理解する事が出来ました。
子供用ですが(^-^)
■総務省HP(子供用)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/kouhoushi/soumu_pc/index/index.html
例)ツナゲルトプス=情報をツナゲル仕事をしているから、ツナゲルトプス=情報通信関連の業務を行っている とか