先日、米国Skydio社のSkydioJ2の飛行体験会に参加して来ました。
Skydioは、2014年アメリカカリフォルニア州レッドウッドシティにて設立され
既にTVなど、人の動きを自動追尾しながら障害物を避け飛行するAIドローンとしてメディアでも多く取り上げられるなど、2020年はAIドローンが商業化され始めた時代を感じる年でもありました。
Skydio公式HP(米国)
現在、国内では2020年11月Skydio Japanが設立され、株式会社NTTドコモ、株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク(JIW)、株式会社FLIGHTSをパートナーに、国内市場を開拓されてます。
今回、私はJIWが米国Skydio社のSkydioR2をカスタムしたSkydio R2 for Japan Inspection(J2)の製品説明会&飛行体験会に参加して来ました。
場所は、都内ビルの一室を使用し、非GPS環境下で簡易的な飛行でしたが
自動離着陸や障害物を自動で避ける動作も確認できました。
機体サイズも223×273×74、機体重量 775gとDJI Phantomとほぼ変わらない大きさで持ち運びなど、移動にも便利な機体です。
主に、点検用機体として道路橋・鉄道橋などで導入開始され
2020年6月には、「全方向衝突回避センサーを有する小型ドローン技術」として
国土交通省HPに掲載されてます。
国土交通省 点検支援技術性能カタログ 画像計測技術(橋梁)P2-61
https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/inspection-support/pdf/11.pdf
実際には、外での飛行をしていないので何とも言えませんが
機体が小型で飛行時間が23分(実際は、安全性も考えると15分)の為、橋の長いタイプや高さのある大橋では、少しスペック不足な気もしますが、ドローンも道具と同じで大中小と分けて使用する道具の一部としては、活躍できる機体だと思います。
また、カメラは4K1200万画素の記録カメラで真上を向かせる事も可能なので
床板下の撮影や狭小部などでも活躍しそうです。
飛行環境は、夜間飛行・雨天時の飛行は不可
周りが真っ白な壁だと、画像認識できなく飛ばないなど、幾つか制限はあるそうです。
現在は、機体販売はしておらず、レンタルサービスのみという事で、運用するには
STEP1 機体レンタルと講習会の申込
STEP2 講習会の受講
STEP3 レンタル利用開始
と利用料金は、7日間10万円・31日間25万円・1年間120万円などありました。
料金は変動的かも知れませんので、気になる方は下記お問合せ下さい。
ジャパン・インフラ・ウェイマーク公式HP
因みに、これだけ良い機体だとマイドローンとして購入したくなるのですが
現在は、購入できないそうです。残念。
2021年は、SkydioX2がリリースされる予定という事もあり、今後も気になります。