ドローン操縦士になるための100の質問(産業編)

これからドローン操縦士を目指すドローンジョこと(ドローン女子)HIROMIの日記です。

Q198:ジャパンドローン2020

今年もあと3日となりましたが、久しぶりのブログ更新です。

開催から3か月経過しちゃいましたが、2020年ジャパンドローン報告させて頂きます。

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今年はコロナ禍でイベント自粛など、多くの展示会が中止・延期となり

2020年ジャパンドローン展の開催も危ぶまれましたが、何とか感染対策も強化された中

第5回Japan Drone2020が、無事開催されました。

 

開催期間は2日間で、私は初日に伺いました。

午前は比較的空いていましたが、午後は、思った以上に来場客も多く

今年は、2日間合計8,979人(内オンライン参加911人)が参加されました。 

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Japan Drone 2020

開催期間 2020年9月29日(火)~30日(水)

場所 幕張メッセ

主催 社)日本UAS産業振興協議会(JUIDA)

https://ssl.japan-drone.com/

 

今年のジャパンドローンで、私が一番印象に残ったのは

国際コンファレンスで海外招待されましたVolocopterのFebien Nestmann氏の講演は

とても興味深かったです。

 

日本も2022年にはレベル4(目視外・第三者上空)飛行を可能とするための、機体開発・法制度改正などの動きも活発ですが、既に海外では、人を乗せた無人操縦航空機(エアータクシー)のサービス事業のテスト飛行も成功しており、シンガポールでは、今後3年以内にはサービス実現をするなど、コミットメントされてます。

 

その他、国内メーカーからも、長距離無人飛行機による社会実装に向けた取組や

大型ドローン・災害救助ドローン・インフラ点検ドローンの展示なども目立ちました。

 

4・5年前は、中国製や国産ドローン機体メーカー・販売代理店の出店を多く見受けましたが、今年は、それらの各メーカー機器をカスタマイズし、サービス事業として展開している企業ブースが多かったです。

 

回転翼機以外にも、より広範囲の飛行(目視外)ができる固定翼機の展示も目立ちました。

 

私が気になった展示ブースを今年もご紹介します。

 

TERRA LABO

https://terra-labo.jp/

衛星通信を活用した長距離無人航空機の研究開発をしている愛知県の会社です。

展示会では、長距離用大型ドローンと飛行をサポートする管制機能を有する車両を展示してました。

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因みに、Best of JapanDrone Award2020「ニュービジネス部門」で最優秀賞を受賞されました。

 

 

スカイリンクテクノロジー株式会社

https://www.skylink-tech.co.jp/

空飛ぶクルマ(電動垂直離陸自動運転航空機)を開発する兵庫県の会社です。

展示会では、P.P.K.P(パーソナル・プレーン・開発・プロジェクト)のモックを

展示しており、2025年には有人機完成を目指すと取組されてます。

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こちらの会社もBest of Japan Drone Award 2020 「ニュービジネス部門」で審査員特別賞を受賞されました。

 

 

JDRONE

https://jdrone.tokyo/

こちらの機体は、2020年夏、江ノ島に隣接する片瀬西浜にてレスキュードローンとして多くのメディアに紹介された機体です。

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機体本体はDJI M300RTKを使用しており、災害救助用ドローンとして、アナウンス用のスピーカーと浮力体を投下できるユニットが搭載されており、既に現場で活躍してる機体です。同ブースでは、固定翼機も展示しており、今後、長距離用無人航空機の開発にも力を入れてます。

  

Blue innovation

https://www.blue-i.co.jp/

こちらは、煙突点検やトンネル点検、物流用ドローンなど数点展示されてました。

今回は、以前から気になってたELIOS2を手にする事が出来ました。

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第一印象は、機体が軽い!球体プロペラガードで送信機も小型でスイッチも少ないので

操作性が簡易的と、気軽に操縦ができそうと、気に入ってしまいました。

 

 

中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京株式会社

https://www.c-nexco-het.jp/

こちらの機体は、高速道路の橋梁点検用ドローンとして、NEXCO内で実運用されている機体です。毎年展示会で見かける機体ですが、2017年頃から展示されており、今回の展示品の中では、一番履歴のある機体だと思います。

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毎年改良を加え、実用化につながるよう取組され、サイズは約1m×1m位で、プロペラガードを備えてる為、構造物点検用ドローンと運用しやすい機体です。

因みに、1mとなると大きく感じますが、実は、高速道路の高橋脚は高さ40m以上あったりするので、目視飛行の際は、これくらいの大きさの機体の方が安心したりするんですよね。 

 

 

東京航空計器㈱

https://www.tkk-air.co.jp/

こちらのブースは、私が一番長く滞在した会社です。

何が私を引き付けたかというと

2.4GHzテレメトリーと169MHzプロポと新電波法対応になってる為、電波干渉が少なく途切れにくい。

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ディバイス自体も小型・軽量と是非これを使いたい!って思い、話を色々伺ったのですが、価格が数十万円と、量産機には、桁が一桁違うという事で、購入検討は断念。

 

しかし、航空機の通信装置を開発している会社という事で、案内して下さった方も

非常に説明が詳しく、物資輸送用シングルモーターの無人航空機やGANAS SKYの話も伺え楽しかったです。

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シングルモーターは操縦できないのですが、こちらの機体は、ほぼ自動飛行という事で、ドローンも手動から自動操縦になっている日本開発メーカーの技術力を改めて実感しました。  

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FUTABA

http://www.futaba.co.jp/

FUTABAと言えば、今年新発売したFMT-04ですね。

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通常、プロポ通信は、2.4GHz帯を使用してるのですが、電波干渉を低減できる920MHz帯のテレメトリーシステムを導入し、本体にはタッチパネルを実装するなど、FMT-04を見れて嬉しかったです。

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その他、小川精機株式会社のUAV用エンジンやソフトバンク双葉電子工業株式会社で共同開発スタートした点検用ドローンも展示されてました。

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KMT株式会社

https://kmtech.jp/drone/autel-evo2

小型ドローンと言えばDJIですが、中国製以外の機体で折りたたみ式・小型・8K/6K動画撮影が可能なドローンを探している方は、AUTEL EVOⅡもお勧めかと思います。

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360度の障害物センサーやターゲット自動追跡機能・約40分間の飛行時間と飛行性もお勧めです。

 

という事で、2020年のジャパンドローンも盛り沢山でした。

来年も目が離せませ~ん(^^♪

 

来年は、2021年6月14日(月)~16日(水)幕張メッセで開催予定です。