ドローン操縦士になるための100の質問(産業編)

これからドローン操縦士を目指すドローンジョこと(ドローン女子)HIROMIの日記です。

Q197:ドローン該否判定(外為法)

今回は、ドローンを海外へ輸出する際に注意すべき「該否判定」手続きについてご紹介します。

 

「該否判定」とは

輸出しようとする貨物、提供しようとする技術(プログラム含む)が「リスト規制貨物等」に該当するか否かを判定すること

  

参考資料

安全保障貿易管理について
令和2年1月経済産業省安全保障貿易検査官室

https://www.meti.go.jp/policy/anpo/seminer/shiryo/setsumei_anpokanri.pdf

 

ドローンを海外の展示会に出展したい、海外の企業と共同研究開発をしたい、海外で販売したいなど、問合せを受ける機会があるのですが、その際に、確認が必要な事は、対象機体が「経済産業大臣の輸出許可」が取れているか確認をします。

 

もし、許可が取れていなければ、経産省へ申請し、経済産業大臣の輸出許可を取得する必要があります。

 

理由は、ドローンは武器扱いの対象になっており危険物機器として輸出規制の対象になってます。また、機体に搭載している装置も該否判定の対象「リスト規制」範囲になってます。

 

リスト規制一覧表 (輸出貿易管理令 別表第1要約版)2020年1月22日

https://www.niigata-u.ac.jp/wp-content/uploads/2020/01/beppyouyouyakuban02.pdf

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※一覧表を開くと「貨物・技術の合体マトリクス表」Excel版があります。そちらに具体的な対象となる項目が記載されてます。


どちらかと言えば

前者の武器扱いは300km以上の飛行、20L以上のペイロード搭載等、大型無人航空機の分類に入るので身近には感じないのですが

後者の搭載装置は「リスト規制」の範囲に、ドローンに搭載されているセンサー・フラコンなどが関係してきます。

 

よって、ドローンは、輸出規制「外為法」の対象に入ると思っておいた方がいいです。

 

ドローンを輸出する際は、下記、経産省安全保障貿易管理のHPをご参考下さい。

わかりやすく記載されてます。

https://www.meti.go.jp/policy/anpo/kojinyushutsu.html

 

一部引用しますと

 

安全保障貿易管理

日本国内の輸出規制について

外為法という法律に基づき輸出規制が行われており、リスト規制に該当する輸出には事前の許可が必要となります。

※個人の輸出にも適用されます。 

リスト規制                        

・兵器そのもの

・兵器もしくはその一部になりそうな高い性能を持つ汎用品

・兵器の開発などにも利用できる高い性能を持つ汎用品 

ドローン

経済産業大臣の輸出許可が必要

輸出貿易管理令別表第1

13の項(4)・・・無人航空機等等に該当する可能性があります。

 

 装置等の該非判定では、その部分品、附属品にも注意する必要があります。

赤外線カメラ

経済産業大臣の輸出許可が必要な

輸出貿易管理令別表第1

10の項(2)・・・光検出器・冷却器等

10の項(4)・・・高速度撮影可能なカメラ等

10の項(7)・・・光学器械又は光学部品の制御装置

等に該当する可能性があります。 

違反をすると

外為法違反として十年以下の懲役又は3000万円以下又は

対象となる貨物や技術の価格の5倍以下の罰金(刑事罰)及び三年以下の輸出・

技術の提供の禁止(行政制裁)が科せられることがあります。

 

メーカーで販売している機体であれば、メーカーで該否判定取得しているケースもある為、問合せすると良いでしょう。

 

個人旅行で、空撮用のホビードローンを持参するのは対象外だそうです。

 

■手続きの流れ・申請方法

審査期間 約3ヵ月

https://www.meti.go.jp/policy/anpo/apply01.html

 

お時間のある方は、下記動画でも説明を聞けます

該否判定WEBセミナー

https://www.cistec.or.jp/service/webseminar/free/kigyo.html

 

大学の研究機関などでは、輸出時に該否判定が必要という事を知らず、輸出しそうになったなど、事例が詳しく掲載されてます。こちらをご覧になるだけでもイメージはつかめるかと思います。

 

大学・研究機関における安全保障貿易管理に関するヒヤリハット事例集

令和2年1月(更新)経済産業省 安全保障貿易管理課

https://www.meti.go.jp/policy/anpo/daigaku/jireishu.pdf

 

以上、該否判定の手続きは、まず対象になっているか、項目は何かを調べる事から始めますが、細かすぎてわかりずらいので、CISTEC(社)安全保障貿易情報センターでセミナーを行ってますので参加するのも良いと思います。

Q196: 量産無人航空機の実機確認要領(メーカー用)

今回は、国交省HP「資料の一部を省略することができる無人航空機」に掲載されるための手続きについてご紹介させて頂きます。

 

現在、飛行申請手続きの際

国交省HP「資料の一部を省略することができる無人航空機」に登録されている機体であれば、申請時の機体仕様書等の添付資料は不要になります。

 

申請者側としては、DIPSであれば製品名をクリックするだけで手続きができる為、全ての機体を掲載して欲しい所ですが

 

下記、目的にも記載されてる通り、量産品で国交省の実機確認審査をクリアーした機体が掲載されることとなってます。

 

量産無人航空機の実機確認要領より

目的(一部抜粋)

審査要領4-1-1等の基準(3.参照)に適合する 量産品については、申請手続きの簡素化のため、航空局で基準の適合性を確認のうえホームページに掲載することとなっているところ。このサーキュラーは、量産の無人航空機に対する実機確認の方法及び手続き等について規定するものである。

 

詳細は、下記のサーキュラーに掲載されてます。

 

■量産無人航空機の実機確認要領(サーキュラー)

平成 29 年 3 月 31 日 制定(国空機第 9836 号)

無人航空機の実機確認依頼書付き

https://www.mlit.go.jp/common/001184224.pdf

 

国交省HP

3.許可・承認手続きについて⇒申請書記載事例について

1.※ホームページ掲載無人航空機として掲載する手続きについてはこちらをご覧ください。

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に掲載されてます。

 

■「無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要領」

審査要領4-1-1は、下記資料に記載されてます。

https://www.mlit.go.jp/common/001254115.pdf

 

これら機体審査をクリアーする為、機体性能以外にも、量産品を製造する施設の品質管理体制も審査条件となっており、製造過程でのプロセスなども、全て確認されます。

 

量産無人航空機の実機確認要領より

2. 対象となる無人航空機 (一部抜粋)

(1)適切な品質管理体制を有する製造施設において量産され、構造、機能 及び性能に同一性が認められる無人航空機。ただし、自作のもの(最 終的に組立を個人で行うものも含む。)や量産品を改造した無人航空機 については、本サーキュラーの対象としない

 

主に、量産機が対象になる為、DJI・ヤマハ・ACSL・エンルートの機種が登録されています。

 

■資料の一部を省略することができる無人航空機

国交省HP 2020年7月29日時点

https://www.mlit.go.jp/common/001356261.pdf

 

 

実は、既に数機の実機申請担当をさせて頂いてますが

機体機能だけではなく、生産ラインでの品質管理体制など、機体の安全性を確認するための提出資料と実機確認等、国交省とのメールのやり取りなど、数か月の時間を要します。

 

簡単な流れ

① 実機確認依頼書の提出

  必要書類を添付し、メールで依頼

  ↓

② 書類審査

  追加修正対応(不足資料の追加、記載事項の修正等)

   ↓

③ 実機確認・審査

  実機飛行(申請内容を全て飛行し説明する)

   ↓

④ 製造施設の確認・審査

  現場検証(現場確認・必要書類の確認・管理方法・部品管理・空調等)

  ↓

⑤ 認定

 

提出フォーマットは、実機確認依頼書以外は、特に決まっていない為、証明できるエビデンスを提出すれば良いので、データの受け渡し方法など、大容量メールを国交省へ依頼し手続きを行います。

 

また、年明けになると、農業機販売が集中する為、申請件数も多く、数件待ちの状態で、通常3ヵ月位掛る所も、審査官も限定的な為、それ以上の期間を要する事もあるので、早めに申請した方が良いです。

 

特に、②の書類審査は、認定するためのエビデンス資料・データ等が必要になりますので、国交省とのやり取りで時間を要し、内容によっては、動画撮影をするなど、思った以上に大変な思いをしました(汗)

 

品質管理体制では

設計及び製造について

作業の実施方法・施設・設備・材料・部品・作業者・完成検査・委託先の監査・製品の不具合等の対応についてなど、細かく聞かれます

 

販売実績も聞かれます

 

2022年には、機体認定制度も確立される予定の為、更なる無人航空機の品質確認も上がっていくのでしょう。

 

Q195:Intel RealSense T265 インストール方法

Intel Realsense T265を早速試してみました。

 

T265製品仕様

https://www.intelrealsense.com/tracking-camera-t265/

 

開封

サイズ 108×24.5×12.5mm

重量  55g

USBケーブル 1000mm

とても軽量で小型なカメラです。

 

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二つの魚眼カメラには、イメージセンサーが搭載され

163±5゜FOV(Field of View)と広範囲の視野をカバーする事ができます。

IMU(加速度センサー・ジャイロスコープ)も内蔵されてるので

カメラ映像とセンサー情報で、向きと移動の軌跡も確認でき

GPS環境下でも使用できると、ドローン開発でも注目されてます。

 

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②RealSense SDK2.0(build2.36.0)インストール

https://www.intelrealsense.com/sdk-2/

上記URLを開き「Start here」をクリック

下記画面の通り、WindowsLinuxAndroidと各環境設定に合わせて

ダウンロードが可能です。

 

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LinuxのLearn more では、インストール手順が詳しくYoutubeで説明されわかりやすいです。

 

③接続

PCにT265を接続しWindowsの場合は、アイコンをダブルクリックで画面が表示されます。(Linuxの場合は、realsense-viewer入力)

T265(IMU含む)は、既にキャリブレーションされている為、自動的にカメラが更新されるので、これで接続完了です。

 

Intel RealSense Viewerで映像確認

T265を前後左右上下で移動させることでトラッキングし3Dで確認できます

2Dでは、2つの魚眼レンズで映像を確認でき、xyz軸での確認も可能

Youtubeで動きをUPしてみました。

www.youtube.com

カメラの動きと画面表示に遅延が殆どなく、処理スピードが速いのもわかりました

現在、Intel RealSenseは、T265以外にもT435/T415と組み合わせる事で、深度データも取得でき、マッピングや衝突回避、非GPS環境下でのナビゲーション精度を上げる事もできる為、今後ドローン開発での活用に期待できます。

 

今後は、一緒になったRealSenseも出てくるかも知れませんね。

 

Q194:(修了)ドローンエンジニア養成塾 コース2

2020年5月16日入塾し、7月19日無事に修了する事が出来ました♪

 

ArudPilot 第9期コース2修了証

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そして、コース2部門でMVP賞を頂いてしまった( ゚Д゚)

賞品は、Intel Realsense T265です!

IMUと2つの魚眼レンズで非GPS環境下でトラッキングできると

小型・軽量・低消費電力とドローン開発業界では今話題のカメラでございます。

 

ソフト開発未経験の私が賞を頂けるなんて思いもよりませんでしたが

宿題やデモ飛行をわからないソフト用語を調べ、貧欲までに実践した事が?

評価されたのでしょうか(^^♪

しかし、ハードな2か月でした~

 

当初の目的でもあった、ドローン制御コードやソフトウェア構成、開発環境構築など

概要を知る事が出来ましたので、まずは目標達成です。

 

そして、やっとゆっくり休めるかと思ったのですが、Realsense(約3万円相当)を頂いてしまったからには、ゴミにする訳にはいかんし、誰かに取られそうなので、自分で何とか使えるよう、引き続き勉強を継続して参ります。

 

やっぱり貪欲な私。。。。

 

最終プレゼン内容

WSL Ubuntu 18.04 Vscodeを使用し、DroneKit Pythonで制御コードを入力し

プログラミングした内容をシュミレーターで起動

実機にも接続する事で完全自動航行できました。

www.youtube.com

■概 要

WSL Ubuntu 18.04 Vscodeを使用し、DroneKit Pythonで制御コードを入力

■飛行内容

UAVにて、1・2・3塁の上空10mを飛塁し、ホームベースに帰還後、更に上空5m上昇し、ホームベースから2塁に向かい、南東を上下に飛行し帰還する 

■プログラミング特徴
API機能を使用し、機体への接続(1台)、機体飛行GUIDEモード・各メッセージを追加し機体制御を行う
SITLはTCP(127.0.0.1:5762)使用。MAVProxyを使ってMPと接続
機体接続はconnect()関数を使用

属性書き込みは(GUIDED/armed/time.sleep等使用)
機体ステート取得・パラメータ取得
属性変更通知はリスナーでコールバック関数を使用

パラメーター全表示実施(イテレーターを利用し、順にパラメータを参照)
その他便利関数を使用(wait_for_armable、wait_for_mode等)
機体制御は、目標の緯度・経度・高度を指定。姿勢はMAVLコマンドで制御

座標指定は、simple_goto関数を利用
後半はNED(North East Down)で南方・上昇、東方・下降を3回繰り返し

機体の向きは進行方向へ修正
実機では、MAVLinkを使って機体(FC)と通信を行い飛行
プロポでの手動操縦は実施せず、機体接続からアーム・離陸・飛行・着陸・ディスアームまで、完全自動操縦

 

 

最終日の午前は、塾生先輩方々の成果発表会もあり

Drone.jp様で取材して頂いた模様も添付します。

www.drone.jp

 

新米の私は取材が終わった後

9期生&卒業生の方々のサポートも頂き

無事デモ飛行を楽しく成功させることができました(^o^)/

 

皆様有難うございました。

Q193:水素ドローン高圧ガスの安全ガイドライン

2020年4月10日経済産業省より

「水素燃料電池ドローンにおける高圧ガスの安全に関するガイドライン」が公表されました。

https://www.meti.go.jp/press/2020/04/20200410002/20200410002.html

 

何故、このガイドライン策定される事になったのか、背景を伺いましたら

水素燃料を搭載したドローンを日本の上空に飛行させるには

高圧ガス保安法」の省令で、落下した場合のリスク等「粗暴な取扱い」に該当する蓋然性が高いという事で

日本で水素燃料ドローンを飛行させるためには、法という壁があったそうです。

 

このままでは、日本では、水素燃料ドローンを飛ばす事が出来な~い!

 

という事で、立ち上がったのが、経産省・高圧ガス関係の方々です。

まず、安全を担保するための要件を検討し、高圧ガス保安法上の「安全な活用要件」を整理し、大臣特認の通知・適用を受け、航空法の手続きで許可承認が取れれば

日本の上空でも水素燃料ドローンを飛ばす事が出来るのではないかと、今回のガイドライン策定で、先ず、今回の取組で制度の一歩を進むことが出来たそうです。

 

新技術を進めるには、様々な方々の協力がないと、機体開発をしても飛ばす事ができないという事を再認識させられました。

 

今回のガイドライン策定にあたっては、国内メーカーでは、プロドローンが、自らの機体に衝撃を与え、耐久性試験などを行い、NEDOや高圧ガス保安協会総合研究所による実証試験を行い、高圧ガス保安の観点で安全に活用するための要件を整理したという事です。

 

水素燃料ドローンを、飛ばすという事は、簡単な事ではないんですね。

 

そして、水素燃料ドローン機体が開発されれば、現在のLiPoバッテリを搭載したドローンと比較しても、長時間飛行が可能になる為、災害対応や物流等において大きな需要がありそうです。

 

その一方、水素ドローンには水素貯蔵用の高圧ガス容器が搭載されるので

水素ドローン取扱者は、水素燃料の特徴や注意事項など、教育を受ける必要もあります。

 

そこで、今回のガイドラインには、教育資料として、映像教材と関連情報のURLも紹介されてます。

 

まず、ドローンを飛ばす技術も必要ですが、同時に、バッテリの勉強をすると同じように、水素燃料の勉強も必要になります。下記参考にしましょう。

 

教育資料

高圧ガス保安協会のウェブサイトに掲載している以下の資料が参考にできる。

 映像教材

https://www.khk.or.jp/public_information/incident_investigation/hpg_incident/av.html

※平成 30 年度石油・ガス供給等に係る保安対策調査等事業(高圧ガス取扱施設における事故事例等を教訓とした教育の高度化に関する調査研究)の成果物

 

 水素関連情報

https://www.khk.or.jp/hydrogen/

水素の基礎、高圧ガス保安法についてなど、水素関連の情報を提供している。

 

また、水素燃料を取り扱うにも、ガスの販売、容器の回収など、きっと、水素燃料ドローンを運用する方は、ガス事業者などから、購入する事になるでしょう。

 

これから実運用に向け、まず、今回のガイドラインをベースに

大臣特認での実績を踏まえ、 一般化した技術基準を作成と、日本の空を水素ドローンが飛行するには、まだ、実証実験、耐久試験など、検証を続け

いつか日本の空を飛行できる機体が生まれる事を期待します。

 

そういえば、ドローンではなく、車では、既に水素燃料カー、TOYOTA MIRAIが発売されてますが、水素ステーションは、もう既に100カ所以上もありました。

時代は、どんどん進んでいるですね。

 

ドローンも、今は研究開発の機体は沢山ありますが、数十年後は、当たり前のように、私たちの上空を飛んでいるのかも知れません。

 

日本のドローンの未来は、皆で作り上げて行きましょう!

 

Q192:ドローンエンジニア養成塾

2020年5月16日

第9期生ドローンエンジニア養成塾に入塾しました。

 

今回は、ドローンエンジニア養成塾について、ご紹介させて頂きます。

 

ドローンエンジニア養成塾とは、2016年5月に開講し、ArduPilotをベースに

ドローン・ジャパン株式会社とJapanDrones株式会社が協働事業として運営している

ドローンエンジニア人財育成事業です。

 

Q129:ArduPilotって何?

http://dronejo.hatenablog.com/entry/2017/09/17/111423

でも簡単に紹介してます。

 

参加者の年齢層は、18歳から70歳代と幅広く

既に、2020年1月20日現在で284名卒業生を輩出しているそうです。

 

ドローンエンジニア養成塾

https://www.drone-j.com/ades

 

参加者の業種も、ドローンメーカー・農機具メーカー・通信会社・機体開発エンジニア・ソフトウェア開発者・大学・ソリューションサービス関連会社など、ドローン市場に関係する方々や趣味で参加されてる方など、ドローン関連の方々が多く

卒業生もドローン業界で活躍されている方もいらっしゃり、先日のフライトエクスペリエンス(実飛行)では、空撮で活躍されている方(卒業生)にもお会いできるなど、ドローン養成塾は、ドローン開発に関連する方々のコミュニティの場にもなっている事を感じました。

 

主な、カリキュラムは、ドローン養成塾HPにも掲載されていますが

コースは3つに分かれており、ArduPilotを始めて学ぶ方から、開発経験者等

各自のスキルに合わせて、コースを選ぶことが可能です。

一気に、全てを学びたいという方は、複数受講も可能です。

但し、私はコース2のみでも、仕事と兼務だとアップアップ状態です(汗)

 

■ドローンエンジニア養成塾 

2020春夏 第9期のご案内より

https://187c06ba-a341-4840-9784-866f97cdf845.filesusr.com/ugd/066ec6_a13396f8ac584bfebc8a79ad802a161e.pdf

 

コース1

ArduPilot基礎やGCS(ミッションプランナー)を活用し、自動航行・初期設定・ログ解析等、学ぶ事ができます。

入塾で必要スキルはありませんので、興味のある方は、参加可能です。

 

コース2

コース1を経験された方や、既にArduPilotを活用し、JAVAPython等の理解可能な

技術レベルのある方にお勧めです。

Dronecodeのアーキテクチャーでいう、Dronekitの箇所を学ぶ事ができます。

主に、機体制御を目的とした開発やドローンの機体管理やオペレーション管理などの

アプリケーション開発の基礎知識が学べます。

 

コース3

実際にプログラムを組込むなど、本格的なプログラミング専門コースです。

機体の自律移動(UAV/UGV/USV)やフライトコードの中身など

EKF、センサー、HALなど、開発基礎知識と応用が学べます。

 

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ArduPilotHPのArchitecture参照

https://ardupilot.org/dev/docs/apmcopter-code-overview.html

 

 

必要スキルが記載されていますが、ソフト開発経験がなくとも、全体的な構造が分かる事で、何をすれば良いのかなど、気づきもあるので、関心のある方は 

2020春夏9期受付は終了してますが、秋冬コースも予定されているそうなので、チェックして見て下さい。

 

■ドローンエンジニア養成塾 

2020春夏 第9期のご案内より(一部掲載)

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カリキュラム 

f:id:dronejo:20200613110158p:plain

 

私は、ArduPilotベース機体とGCSはMPを使用している為

プログラミング経験はありませんが、コース2を受講させて頂いてます。

 

そして、今回、入塾するのに悩んだのが、新型コロナウィルス感染予防でしたが、

何と、ドローンエンジニア養成塾初の全ての座学講習をオンライン講習(Zoom使用)にするいう事で不安も解消され、即入塾を決意!

 

実技は、屋外ですが、広い敷地で実施される為、人との距離感も十分とれていたので安心でした。

 

また、講習日以外には、入塾すると、ドローン養成塾のコミュニティサイトFacebookに参加する事もできます。

 

実は、この養成塾は講義を聞いても、その後の宿題が多く、プログラミング製作中に、エラーが出て、原因を調べるのですが、中々解決せず悩んで、もうダメダー!と

諦めた時は、FBに投稿すれば、講師の方や、卒業生の方々も、色々教えて下さり、

数時間悩んでいた事が解決するなど、サポート体制もあるので

ArduPilot愛の強い方々にもサポートを受けれるので、講習料の元は、既に取れたような気がしてます。

 

今までは、スクールとは別に、飲み会などコミュニケーションがとれる場も設けていたそうですが、このご時勢、外食も自粛状態なので、講習が終わったその日の夜は、オンラインサロンを無料で開いて頂いて、お酒を飲みながら、Ardupilotの新たな取組や、国内での取組み状況など、話を聞く事ができます。

 

もし、ドローンの機体構造の仕組み(UAV/UGV/USV)や、飛行制御などのアーキテクチャーなど、何故、ドローンは無人航空機と言われるのか、興味のある方、知りたい方は、非常に学びの多い、スクールだと思います。

 

また、進捗レポートします。

 

 

Q191:「ドローン操縦士になるための100の質問」4周年記念

2020年5月で

「ドローン操縦士になるための100の質問」が4周年を迎えました!

パチパチパチ~

 

ブログ開設2016年5月

 

その頃は、まだ

・ドローンって何?

・DJIって何?

・スクールは? 2校しかない~(@_@)~

など

 

4年前は、ドローンって何?と聞かれたら、あー首相官邸に落下した機体でしょと

まだ、ドローンが、どのように社会貢献ができるか、開拓途中でした。

 

そして、4年経過した昨今

 

既にドローンを知らない人は、いないのではないでしょうか

そして、ドローンスクールは、なんと2020年3月時点では約700校とちょっと増えすぎた感は否めませんが

この4年間でドローン業界は、機体開発、スクール事業・ソリューションサービス事業など、拡大し続け、拡大の裏には、成長し続ける企業もあれば、事業縮小する企業も出ており、今後もドローン業界は、様々な変貌をとげて行くのでしょう。

 

そして

「ドローン操縦士になるための100の質問」も、これからどうなる?

・・・・・・・・

 

まだまだ、続きま~す。

 

文字ばかりで、自分でも、面白くない、Youtubeとか映像付ければ、もっと面白いじゃんって思うのですが・・・

少しは努力してみます。

 

当分、この業界から離れる予定はなく

更にどっぷり浸かって、業界動向をお伝えして行きます。

 

そして、私もこの4年間で、ドローン操縦士・インストラクター・機体製作・実証実験・国交省への認定手続き(機体登録・飛行許可申請・スクール管理団体・講習団体)等

 

オペレーター以外の事も様々経験させて頂きましたが

これからは、時代の進化と共に、自分に欠落している箇所を補強する為

自分も進化させるため、新たなチャレンジに挑みます。

 

それは何か?

 

「ドローン養成塾」に入塾する事にしました!

https://www.drone-j.com/ades

※JapanDrones (株)とドローン・ジャパン(株)が、協働事業として運営しているドローンエンジニア人財育成事業です

 

今までのドローンは、プロポでの操縦で、フライトコントローラー(FC)に信号を送り

FCからモーターへ指示と、ラジコンで動いていましたが

 

これからのドローンは、もうラジコンではなく

FCにマイコンが入る事で、操縦士の細かい作業が不要になります。

 

そこで、必然的にプログラミングの要素を知る必要性が出て来たのであります。

 

私も、そのアーキテクチャー(構成)を知りたく、入塾する事に致しました。

 

「ドローン養成塾」は

主に機体開発のエンジニア・ソフト開発の方々が、参加する講習なのですが

 

たまたま

私が携わっている機体は、ArduPilotベースの機体で

自動航行もMissionPlannerで設定とGCSを使用している為

入塾の選択コースは、基礎コース1(自動航行/オペレーション/Log解析等)ではなく

コース2(Ardupilot基礎 / DroneKit /プログラミング)のGCS(MP)につながる、DroneKitやCompanion Computerなどの接続の中身を学べるコースに入りました。

 

※勿論、始めてArduPilotの世界を覗き込んでみたいという方は、基礎コース1からスタートできるので

是非調べてみて下さい。

「ドローン養成塾」に関しては、随時、ブログでもご紹介させて頂きます。

 

もう、既に、マイコン? DroneKit?Companion Computer? GCS? 等

IT用語のオンパレードです。

 

特に、エンジニアになりたい分けではないのですが、

今後、ドローンを携わる者としては、プログラミングの基礎知識や

AI、技術課題の理解を深める必要があり

 

更にドローンはロボットとして、知能化・自動化して行きます。

その為には、その基礎を学びたいと思います。

 

さぁ~これからドロンジョの更なる奮闘記?が始まります。

 

このブログも、そろそろ、Q200の質問も間近となりました

今後の、ドローン業界や、私の活動状況なども含め、お伝えして参ります。

 

宜しくお願いします。

 

by Dronejo Hiromi