QC175:東洋製罐 スプレードローン
2カ月ぶりの投稿(><)/です
気持ちはブログ更新したかったのですが、ドローンを取巻く環境がもうスピードで進化し、仕事もそれについて行くのが精一杯、それでブログも後回しに・・・言い訳です。
既にドローンによる空撮ニーズは定着していますが、今年は産業用ドローンに注目が集まり、農業も水稲から果樹園ニーズへ、インフラ点検では橋梁点検や構造物点検へ、飛行操縦は完全自動航行へ、耐環境性では、雨天飛行も可能にしたいとIP55仕様など、ユーザーニーズは益々高くなり、様々な産業用ドローンが出現して来ました。
今回は、インフラ点検時の補修ドローンとして活用できそうなドローンが出現して来ましたのでご紹介させて頂きます。
東洋製罐株式会社と東洋エアゾール工業株式会社
FLYING-AEROSOL
https://www.flying-aerosol.com/
こちらの展示機体の本体は、MATRICEを使用し、下方部に噴射剤を搭載、カメラジンバルに噴射口を設置し、カメラの向きに合わせ、噴射するという構造でした。
ドローンに、エアゾール(スプレー缶)を搭載する事で、様々な箇所に液剤を噴射する事ができるドローンで、スプレー缶は、用途にあった製品販売や開発も可能だそうです。
東洋製罐㈱は、金属缶からPETボトルまで飲料容器で世界有数な企業で、日本初の自動製缶設備による製缶を開始した会社だそうです。
今後、ドローンを活用し、薬剤の充填やスプレー缶の発売につなげたいという事で、新規事業として取組んでいるとの事。
主な用途しては、防サビ剤補修剤・殺虫剤などのスプレー缶があり、スプレー缶の液剤を噴射させる機構も開発したりと、提携先にはこれらの開発情報も提供可能。
今後、インフラ点検や建物構造点検時の早期補修などでも活躍できそうですね。
私も体験して来たので動画投稿します。
まず、プロポでドローンから送られる画像伝送で標的を捉え、その後、噴射装置で発射!
これは面白い~(^0^)
この製品はとても可能性を秘めていると思います。
噴射剤を吐出する為、飛行申請は、物件投下・危険物にあたる為、国交省への飛行許可申請も必要になりますが、
人が行けない場所へドローンを飛行させ、噴射が必要な箇所を見つければ、その場で遠隔操作でマーキングや吐出など、ニーズは沢山あると思います。
足場の悪い箇所など、ドローンのメリットを上手く考えた開発です。
ドローンも痒いところに手が届くようなサービスが出来るようになっているんだなと、日本の物づくり、日本の会社を益々応援して行きたくなります。