Q174:YMR-08(ヤマハ)
等々、ヤマハYMR-08を飛行して来ました♬
ヤマハ発動機株式会社 YMR-08
操縦した感想は、離着陸の安定性が抜群!
脚の高さが低めで、着陸幅も広めに設計され、素材も硬くないので
着陸時の安定性、安全性、機体に与える振動抑制なども考えられ設計されてました。
着陸後は、モーターがキュンッって、直ぐ止まってくれるので、気持ち的に安心感があり、直ぐ気に入ってしまいました。
散布性能は、いうまでもなく、きれいに液剤も風に流されることもなく、 噴出されており、専用設計された2重反転ローター効果なのでしょう。
機体は、10L機でしたが機体本体だけだと軽かったです。
機体収納は、アーム箇所を横に折りたたむタイプの為、細長くなるデザインで、奥行きのある車が必要でした。
無人ヘリ(ヤマハRMAX)と並べて置くには、細長い機体を並べて置けるので、無人ヘリユーザーを考えて設計もしているのか知れませんね。
操作性は、まずプロポはFUTABAです。エンルートAC1500と同じプロポなので、スイッチは全て手前にするなど、エンルート仕様とは設定が違いますが、エンルート機を使用している方は、ヤマハYMR-08を操縦するには、違和感なく操縦ができると思います。
手動操縦(ノーマルモード)以外にも、ターンアシストやクルーズモードなど、飛行内容や操縦士技能レベルに合わせた3つの操縦モードが選べるので、操縦の疲労感は低減されて良いです。
特に、自動ターンアシストモードは、散布スイッチのオンオフ切替で一定間隔を保ったままターンと往復を繰り返してくれます。
1フライトで、1ha約15分の作業性です。
圃場のパターンにも合わせて、飛行モードを設定する事が可能です。
作業性は、取っ手付きのバッテリーの為、持ち運びは便利ですし、上から斜めにカチャンッと差し込むだけなので、脱着も直ぐ作業に入れるのでお勧めです。
安全性は、バッテリーマネジメントシステムや1モーターが停止しても飛行継続してくれる設計になってます。
信頼性は、日本メーカーと共同開発している部品もあり、モーターはなんと日本電産!羨まし~い(^^)
バッテリーはTDK株式会社と、日本の一流メーカーパーツを使用している所は
日本製高級ドローンですね。
価格は、メーカー小売価格で275万4千円と高いですが
操縦してみると、車の高級車に乗っているような安定感・安心感と同じような感覚を感じました。
お金があったら、YMR-08も良いですね。
昨今、他ブランドでは農薬散布用ドローンも100万円以下でネット販売されるなど、多様な機体が販売されていますが
このように、日本でもクオリティの高いMade in Japanドローンが販売されている事に、日本人としても誇りを感じます。
YMR-08は、産業用無人ヘリコプターを開発して30年以上のノウハウを持っている、ヤマハが設計・開発しているドローンですので、皆様も機会がありましたらチェックして見てください。
下記、農水省での検討会での資料がありましたので、添付します。
参考資料 :ヤマハ発動機株式会社 2018年8月7日資料より
■第1回 農業分野における小型無人航空機の利活用拡大に向けた検討会 補足資料
http://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/boujyo/attach/pdf/meeting180807-12.pdf