ドローン操縦士になるための100の質問(産業編)

これからドローン操縦士を目指すドローンジョこと(ドローン女子)HIROMIの日記です。

Q164:IoTを勉強しよう!

2019年5月1日令和の時代が来ようとしている今日

ドローンもIoT時代に活用される機器として進化しようとしてます。

平成は空撮で活躍しましたが、令和はIoTでの活躍が期待される。

 

今日で、平成も終わり、明日から令和!

新時代の始まりです。

 

そこで、ドローンをインターネットのシステムの一部の機器として活用するには

IoTを理解せねばならぬという事で、ドローンに特化した講座ではなかったのですが、

実践でIoTにつなげるための仕組みを知りたく、基礎知識を学べるIoT実践講座に参加してきました。

 

一般的なIoT実践講座(1日)でしたが、6時間と短い時間にも関わらず

IoT概要とシステム構成の基礎知識、プロトタイピング(試作)の実践講座も含まれていたので、とても充実した講座でした。

 

簡単ですが、ご報告します。

 

 IoTとは何か?

Internet of Things モノのインターネット

・あらゆるモノがインターネットに接続することによって実現する世界のこと

 

という事は、ドローンで考えると・・・

 

ドローンには各種センサーが搭載できる

データ収集する為のディバイスを搭載する事で、ドローン=モノとして、ネットワークに接続する事によって

クラウド上へデータを送り、処理されたデータも受信するなど、ビックデーターを活用する事で、様々な技術を実現する世界が可能となる。

 

ドローンで取得したデーターや機体状態なども、インターネット上で解析・保管・共有・転送・管理・監視など、可視化できる仕組みが可能となる。

 

今は、殆どのドローンには、フライトコントローラーは搭載されているが

IoT通信できるコンピューターは搭載してない(IoT実証実験機は搭載してます)

 

その為には、インターネットに繋げるための、コンピューターをドローンに搭載する必要がある。

 

と色々な仕組みを考ながら、気付けば講義はドンドン進む・・・

 

実践では、IoTシステムの流れがわかる教育用キットを使用しました。

 

私たちは、①~④を組み合わせ、PCで動作確認をし、クラウドを起動させ、IoT2000プログラムの作成をNode-REDに入力し、Watson IoTの表示設定を行うと、一度では覚えきれない位の充実した内容でした。

 

今回の設定概要

・室内の温度・湿度を知る

・電球への電流を知る

・ドアの開閉を知る

上記をネットワークにつなげ、PC画面で状況を確認する

 →各センサー(温度・湿度・電流・開閉装置)をArduinoに接続

 →Arduinoプログラムに書き込み

 →Arduinoから無線でIoT2000につなげるための通信装置Zigbeeをつなげる

 →IoT2000にSIMカードをセット、起動

 →IoT2000プログラムの作成(Node-RED)

 →IoT2000を有線でWatson Iotにつなげる

 →Watson IoTで表示設定

 →インターネットを通じてPC画面で起動確認

 

用意したもの

①センサー(温度・湿度・電流センサー・スイッチ)

②ネットワーク

  マイコンArduino Uno):センサーとつなげるディバイス

  通信(Zigbee Digi XBee ZBモジュール):2.4GHz・省電力性・複数台同時接続 

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ゲートウェイ

  コンピューター(SIEMENS  SIMATIC IoT2000)

   :LinuxのOS入ってる・Raspberry Pi.Arduino開発プラットフォームに対応

  プログラム(Node-RED):IoT2000に接続してアプリケーションを作成する

クラウド

  IoTプラットフォーム(IBM Watson IoT):ディバイスの登録・接続・制御

  IoTから得られたデータの視覚化・保管等の機能あり

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今回は、SIEMENSのIoT2000とArduinoを使用し、IOTプラットフォーム教育用を使用しましたが、何となくイメージがついたので、非常に勉強になりました。

 

流石に終わった後は、頭を使い過ぎたせいか、疲れましたが、満足度100%でした。

 

今後、ドローンで収集したデータは、無線ネットワークで、IoTゲートウェイを経由して、クラウドのIoTプラットフォーム(クラウド)でデータを可視化する事が出来る事が理解でき

 

ドローン機体の状態や撮影データ・画像解析・保管等、スマホやPCで確認する事ができるなど、今後、5Gもスタートしますし

 

更にドローンとIoT関連は益々広がるのでしょう。

 

既に、IoTを使用したドローン取組みは、スマート農業など既に実証実験など、行われています。ますます、ドローンから目を離せない時代になりそうです。