Q159:屋根点検って何?
先日、弟から「ドローンルーファー」って知ってる?と電話がありました。
知らなかったので、何か聞いてみると、ドローンで屋根の点検をアプリで自動飛行設定をする事で、ドローンが屋根の撮影をしてくれるというのです。
調べてみると、ドローン関連事業を行っている㈱CLUEが提供しているサービスで、ドローンを自動操縦できるスマホアプリやクラウドサービスの開発、ドローンを応用した様々なサービスを提供している会社でした。
弟は、一級建築士であり、ドローンで屋根の点検が出来る事はメリットがあり、自分でも簡単にできるかの相談があったという訳であります
そこで、私もいいね~、使えるよ~、買ってみたら、って言って上げれば良いのですが
3次元で飛ぶドローンの難しさ・仕組を知っている私としては、安易に“いいね”とはいえず、小言をいう姑ばばぁのように、あれもこれも言うのです。。。。
私の小言
自動設定はできるからと言って、iPadのタッチでドローンが飛んでいる所を見て、勝手に撮影してくれるだけと思ってはダメだよ。
万が一、電波が途絶した場合、手動で戻せる飛行技術も必要だし、ドローンとプロポの通信が確保できる場所で目視で監視する必要もある
やむ得ず目視外飛行になった場合は、ジオフェンスやフェルセーフ機能など、安全対策の方法を学ぶ必要がある
住宅街の屋根点検となると、DID(人口集中地区)の可能性が高い為、事前に国交省への飛行申請・許可をもらわないといけない
近隣住民からは盗撮されていると思われ、警察に通報される場合もあるから、事前に近隣住民への説明も必要
道路が近ければ、人(第三者)又は物件(第三者の建物、自動車など)との間に30m以上の距離を保っているか調べる
建物の上空や側面にドローンが出た瞬間、ビル風など、機体が急に不安定になる事も予測しないといけない
飛行撮影方法だけ身に付けるだけではなく、法律・ルール・気象・電波等の勉強も必要だとか色々・・・・・・・・・
折角、弟はドローンに興味を持ち、仕事で活用できないかと相談があったのに、私は説教じみた事ばかりを言ってしまい、後で後悔をしてしまった(><+)
もっと、やさしく伝えれば良かったと・・
提供企業様も、その辺りも良くご存じで、講習会や飛行許可申請・アフターサービスなどのサポート体制も整っているようなので安心しました。
ドローン操縦の簡易性は更に高まってますが、自動車の自動運転と同じように、車に100%任せるのではなく、最後は自分で判断しハンドルを握って運転するように、安全運航の対応・訓練・知識も必要な事は、伝えて行く必要もあります。
それが私の務めなのかも知れませんが・・
既に、ドローンは遠隔操縦(手動操縦)の時代から、ソフトやセンサー技術など、アプリケーションを使用した自動飛行の時代は確かに来ています。
今後、ドローン機体だけでなく、付加価値を高める為には、このようなソフトウェアエンジニアがいる会社は必要です。今後に期待してます。
今回の件で、私も興味を持ったので、是非、話を聞けるセミナーやデモ飛行があれば、参加したいです♪
下記、動画のリンクを貼り付けます。
屋根工事をされている方の笑顔をみるとドローンは人の役に立つロボットして、社会貢献できる時代が来たんだなと喜びを感じます。
■株式会社 CLUE
ドローンルーファー動画