ドローン操縦士になるための100の質問(産業編)

これからドローン操縦士を目指すドローンジョこと(ドローン女子)HIROMIの日記です。

Q95:enRouteドローンスクール

産業用のenRouteドローンパイロットスクールに行って来ました。

今まではDJI Phantom/Inspireなどの操縦でしたが、産業用はどのような物なのか体験して来ました。

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感じた事

・測量・インフラなど、企業がドローンを検討する下見にはお勧めのコースだと思いました。

・機体は大きくパワーがありメカメカしいが、GPSなど精度が高い。

・送信機(プロポ)操作は、DJIに慣れている人にとっては難しく感じる。

 ※送信機はFUTABA使用。

・飛行時の機体状況が手元では確認出来ない。

※機体+送信機+PC(ミッションプランナー等のソフト使用)+FPV(画像伝送装置)等使用

・ミッションプランナー(自動航行システム)は、取得出来れば業務用として可能性は広がる

・業務に適したオーダーメイドが出来る

・産業として活用している講師の方の話が直接伺える 等

 

■内容「ベーシックコース」

1日 6時間コース

座学:ドローンの基本・法律等

実技:PG390を使用した操作練習・基本操作取得

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※基本取得された方はエンルートべーシックコース修了証を取得出来ます。 

 

私としては産業用enRouteドローンは、Phantomとは全く別物に感じました。

ドローンの基礎・法律関係はJUIDAで勉強した内容と同じなのですが、送信機がFUTABA14を使用しており、Stabilize/AltHold/Loiterを理解するのに苦戦しました。

操縦はLoiter(GPS使用)であれば簡単に飛行できるのですが、Stabilize/AliHoldモードは、緊急時や室内飛行の際はGPS受信が不可の為、操縦が出来る必要もあります。

実技ではLoiterで練習し、操縦できるようになれば、AltHold(気圧センサー機能付)で練習し、操縦が上手い方はStabilize(完全マニュアルモード)で練習が出来ます。

始めて操縦した時は、ドキドキで体に感じるプロペラの風を強く感じ、産業用はスケールが違う!って気分高調!

やはり機体と操縦士の距離は10mは必要だと改めて実感します。

 

その他、機体の設定、状態確認はDJIの場合は、プロポにiPadなど上部に付けている為、1人でも操縦しながら同時にみれるのですが、Futabaの送信機はバッテリー状況は確認できるのですが、緯度・高度・GPS受信・機体状況など、詳しい情報はPCで表示したミッションプランナーを見ないとわからない為、2人態勢でないと行けないという事が理解できます。

 

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フライトコントローラーはPixHawkを使用しており、万が一事故が起きても、飛行機データー抽出が出来る為、原因調査をする事もできます。

 

知れば知るほど業務として使用するには、それなりの機能が付加されているとういう事など勉強になりました。

 

もし、気軽に風景などの空撮を楽しみたい方はPhantomやInspireなどで十分なように感じます。

 

たった、6時間コースの為、これで操縦マスターできるまでには行きませんが、初歩的な段階で産業機ドローンとはどのような物か理解でき、実機操作を出来るには良いと思いました。

産業用は高額な為、購入するか検討している方などにもお勧めだと思います。

 

■enrouteドローンパイロットスクール

 http://enroute1.com/enroute-drone-pilot-school/

 

現在。大分県で2校開催されているようです。

九州は測量・インフラ関係でニーズが高い為、大分県で開講する意味もわかります。

 

今は、ベーシックコースのみですが、ステップUPで「自動航行(ミッションプランナー)コース」や「測量コース」も用意されています。

 

いつか私も取得出来るようになればいいな~♪