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ドローン操縦士になるための100の質問(産業編)

これからドローン操縦士を目指すドローンジョこと(ドローン女子)HIROMIの日記です。

Q76:ビデオの基礎(明るさを決める要素)

先日、Dアカデミー主催の名古屋のビデオ製作会社G Factory 小林浩氏

のセミナーに参加して来ました。

 

主催:Dアカデミー

http://yodagiichi.com/

講師:G Factory小林浩+様

http://g-factory.jp/

 

DJIドローンで製作するビデオ撮影のポイントや

ビデオ・カメラの基礎知識も学ぶ事が出来ました。

 

その時に学んだ内容を一部ですがご紹介させて頂きます。

 

因みに、私はまだ勉強中の為、違って認識している箇所もあるかも知れませんのでご了承願います。

教わった内容が本当にプロレベルなので、ついて行くのがやっとでした(汗)

 

今回は、内容が多いので2部構成でお伝えします。

 

前半:明るさを決める要素(ISO・絞り・SS等)

後半:ガンマ・Log等 

 

ビデオ(動画)撮影する際の基本的な考え方とDJI社ドローンの設定方法など教えて下さいました。

※尚、小林氏の話だけではレベルが高いので、基本的な用語は、Nikonさん等の説明リンクも添付します。多分、小林氏も優しく教えて下さっているのですが、私のレベルが低くスミマセン(^^;)

 

では、下記セミナー内容です(一部)

 

①DJI機体搭載カメラの比較

対象=Phantom4・Inspire1 X3・Inspire1 X5の場合

Phantom4とInspire1X3は、撮像素子はSONY EXmor1/2.3型センサーを使用。その他、有効画素数・ISO・SSなども同じで、違うのはInspire1X3にはアンチディスト―ション(レンズ)を使用している事がカタログに書いてあるという箇所のみで、Phantom4に比べても歪や色収差など、ほぼ差は無かったそうです。

 

どらも一目見て綺麗と思わせる画質になるよう、エッジが立っていて、シャープな印象・色の乗りの良さなど

小さいセンサーでありながらも、後処理が上手く出来ているという事です。

 

Inspire1 X5は、よりクリエイティブな映像が作れるよう、撮像素子は M4/3センサーと大きい為、自然界の光を取込み、描写力など立体感がでるなど高画質な物を作れる。

味気のない素材データを出しているようですが、より編集耐久性を備えている為、編集する際レンダリング(再圧縮)されても劣化しないそうです。

 

・・・Inspire1X3とX5の価格の差はここにあったんだと話を伺って理解しました。価格も2倍違いますからね。(因みにX5Rもありますが、これは更に素晴らしい映像だそうです)

 

②ビデオ撮影の考え方

空撮では、飛んでいる視点が珍しいので、「映ってるだけで幸せ」っていう映像もあり、動画ビデオを知らないで作っている人もいるそうです。

 

撮影とはどんな映像を作るから「何を」「どう見せるか」など、ストーリーを元に、どう表現するかを考えてから撮影する事が大切という事を教えて頂きました。

 

写真は1枚で表現出来ますが、ビデオは「時間軸に沿って表現する」もの。

 

*映像作品は、まず構成台本の制作から始まります。

  ↓

*ナレーション原稿が出来ることで、撮影すべき映像がわかります。

  ↓

*空撮を含むロケ

  ↓

*編集~完成

 

何より、編集を意識した撮影である事が絶対条件だそうです。

 

・・・私もいくつか空撮編集をして来ましたが、これで本当に良いの?何かもっと学ぶ必要があるではと悩んでいた時に話を伺え、非常に理解できる内容でした。

 

③ビデオカメラの基礎

フレームレート/SS/NDフィルター/ホワイトバランス/焦点距離/絞り

これらを理解すると、より良い映像が撮れるそうです。

・・・ここがプロか素人かで分かれるような気がします。

 

*フレームレート

1秒間に何枚撮影するかというパラパラ漫画的な考え方。

1秒間に60枚撮影する場合は60fpsと、PhantomなどはFull HDでは60fpsで撮影できます。

単位=fps(frame per seconds)

 

*SS=シャッタースピード

シャッターが開いている時間の事。SSが1/60秒に比べると1/120秒であれば、SSは早くなるので、光が撮像素数にあたる時間は短くなり、水であれば、点々に写るというイメージです。

※ここは、下記Nikonさんのリンクをご覧下さい。

 

動画の場合は、SSが早いと物体がカクカクして見え、不自然な印象を与えるそうです。

 

また、屋内で撮影する際は、西日本・東日本で電源周波数が違う為、SSを変えた方が良いそうです。

 

■電波周波数

西日本 60MHz(アメリカ製)

東日本 50MHz(ドイツ製)

※参考:明治時代に関西の関西電力がアメリカ式の発電機を購入し、関東は東京電力がドイツ製の発電機を購入した為、西と東で分かれているそうです。

 

ドームなど、屋内の競技場などで撮影する場合は、蛍光灯などの影響でフリッカー(映像のチラつき)が起きるそうで、撮影時のモニターでは気づかないそうですが、後で映像を確認するとフリッカーが起きているそうです。

 

その為、屋内で撮影する際は

シャッタースピード

西日本 SS 1/60秒

東日本 SS 1/100秒

に固定すると良いそうです。

 

但し、白熱灯は起こりづらく、LEDはフリッカーフリーもあるそうです。

また、Phantom4などは、その他の設定で「アンチフリッカー」AUTO/50MHz/60MHzの設定も出来る為、通常AUTOにしておけば問題ないです。

 

*明るさを決める要素

撮影で重要な要素として、明るさ(適正な露光)があります。

明るさを決める要素としては、ISO感度・絞り・シャッタースピードがあります。

 

その内、Phantom4のカメラはF2.8固定であり「絞り」はないそうです。InapireX5はあります。よって、Phantom4で明るさを決めるのはSSかISO感度になります。

 

ISO感度(ゲイン)=電気的な処理で明るさを調整します。

例えば、ISO感度の数値が大きくなると感度が増す為、夜景など暗い場所で撮影すると明るくなるそうです。しかし、上げ過ぎると画面がザラザラするノイズが増えるそうです。

 

*NDフィルター(別途、アマゾンなどで販売)

Phantom4は「絞り」が出来ない為、別途NDフィルターを使用する事で、動画の際、SSを上げる事でカクカク見える画像を防ぐ事が出来たり、天候が良く、露出オーバー時などの白飛びを防ぐためにNDフィルターを使用すると良いそうです。

 

ND=Neutral Density(中立的な濃度のフィルター)

 

*ホワイトバランス

撮影する現場の色温度「白」を正しく決める為に、色温度を測り、適正な「白」に補正しようとする働きの事

 

Phantomでは、ホワイトバランスをAUTO設定出来ますが、これは出来るだけ避けた方が良いそうです。何故なら、機体が動く毎にホワイトバランスを変えようとする為、編集の時、シーケンスで変わるからだそうです。

 

結果

× AUTO 勧めない

〇 天気アプリで指定(DJI GOで晴天・曇り・蛍光灯など)した方が綺麗に撮影できるそうです。

同時に、晴天なら約5500Kとケルビン指定もされるそうです。

 

*絞り

Phantom4は絞りは出来ないと既にお伝えしてますが、X5では調整可能です。

 

絞りはF値で表し、F値が小さければ、レンズの状態は開きが大きい為、明るくなります。

 

F値が大きければ、レンズの絞り状態は小さくなる為、光が入ってくる量が少ないので、暗い感じになります。

 

・・・これらのSSや絞りなどは、ややこしくて整理がつきづらいのですが、Nikonさんで分かりやすい資料がありますので添付します。

Nikon資料より

http://www.nikon-image.com/enjoy/phototech/manual/04/05.html

 

 

量子化・bit深度

Phantom4はbit深度は8bit=256階調の色の分別を持っているそうです。

コンピュータは全ての情報を「0」「1」の組み合わせで認識し処理します。

つまり2進数が標準な数の表現の方法となります。

1bitでは、0か1しか表現できない為、色は白か黒しか表現出来ません。

8bitでは、2を8乗する為、階調は256となります。

10bitでは、2を10乗する為、階調は 1024となります。

 

階調=グラデーションの色の分別。段階が多い程、細かく滑らかな映像になる

 

階調が多いほど、色深度(bit深度)を持つと表現されるそうです。

 

*RGVとYUV

色の三原色と良く聞きますが、基本は2つあるそうです。

RGV

・Red=赤

・Green=緑

・Blue=青

基本、コンピューター処理で使われており、モニター装置やグラフィックボードで扱っている色だそうです。

そこで私たちに馴染み深いビデオ映像は下記のYUVと呼ばれる

カラースペースを採用しているそうです。

 

YUV

・Y=輝度(明るさの情報)

・U=輝度ひく青の色差(色の情報)

・V=輝度ひく赤の色差(色の情報)

で表現される色空間を持っている。

 

元々はRGBだったそうですが、テレビ放送がスタートし白黒放送からカラーテレビに移行する際、周波数帯域の中に収まるようした色の表現方法でYUVが出来たそうです。

 

YUVはRGBで表現できる範囲を全てカバーできるそうですが、細かい階調はRGBの方が優れているそうです。

 

*カラーサンプリング

人間の目は、明るさの変化に敏感な為、情報量の多い色差信号を間引く事で、色の情報量を減らし、人間の目で綺麗と思える割合でカラースペースを採用するそうです。

例)4:4:4 ・4:2:2 ・4:2:0 ・4:1:1など幾つか方式があります

 

その内、PhantomはYUVを使用しており、画像の色差成分を4:2:0でサンプリングされており、デジタル放送やDVD・Blue-rayなどと同じ設定にしている為、映像が綺麗に見えるようになっているそうです。

 

後半の方は、何だか分かりづらかったと思いますが、ビデオ製作にはこんな物があり、こんな事をするんだという事が何となく感じて頂ければ良いのかと思います。

 

次回はガンマとLogの話です。