Q160:ジャパンドローン2019
今年も4月に入り、新元号「令和」reiwaに決まり
新しい時代が始まろうとしてます。
素敵な響きで、現代的な新しさ、おだかやさを感じ、とても好きです。
5月1日からの新元号スタート、良い時代を築き上げたいです。
そして、ドローン業界もドローン元年として、新たなソリューションを起こす時代へと変革して来ているように感じます。
それを感じたのは、2019ジャパンドローン展や私の環境も凄まじい勢いで変わろうとしています。
お陰様で今年のブログ更新1件!
怒涛な毎日のせいで後回しになってしまってる(汗)
ぼーっとしてると乗り遅れてしまいそうなくらいドローン業界も変わろうとしています
私も、チコちゃんから「ボーッと生きてんじゃねえよ」って言われない様
頑張ります(>0<)/
今回は、2019ジャパンドローン展の報告です。
2019年度の感想は、展示会の出展会社が様変わりして来た感じがします。
ここ数年は、ドローン機体販売・スクール事業など、ベンチャー企業も多かったのですが、今年は大手企業とパートナーを組んでソリューション提案している企業を多く見かけました。
これも時代の流れなのかも知れません。
■KDDI(プロドローン)
今年はプロドローンが主と言うより、KDDIがソリューション提案をし、機体はプロドーンが製作するというドローンの可能性が広がる世界観を表現されてました。
テーマ「スマートドローン」
・鉄塔点検用ドローン
・風力点検用ドローン
・農業用ドローン(精密農業)
・測量点検用ドローン 等
■マクセル
こちらはインテリジェントバッテリーを開発・販売している日本メーカーです。
マクセルバッテリーを使用している各社機体の展示があり
数十社の展示は見事なマクセルワールドでした。
下記は、ALPINE&空撮サービスの点検機体
架空地線を対象に写真で正確に捕捉できる機体です。
既にインフラ点検用ドローン開発が進んでいるんですね。
■NEDO
NEDOも今年は国内メーカーからドローン関連の企業、大手が集結したコーナーとなってました。
・通信衛星を利用したドローン運行管理システム(スカパーJSAT㈱)
・長距離飛行時の自律飛行経路変更・準天頂衛星システム技術(SUBARU・日本無線・三菱電機・日本アビオニクス・自律制御システム研究所)
・ドローン運行管理向け空間情報基盤(ゼンリン・日本気象協会)
・運行管理システム飛行試験(NEC・NTTデータ・NTTドコモ・楽天・日立製作所)
等
今後、ドローンは農薬散布の時代から、航空機の一部として実証実験・研究が進められている為、未来のドローン活用に向けた取り組みが着々と進んでいる事がわかります。
■空飛ぶクルマ
モックアップの展示でしたが、日本も人が乗るドローン開発がスタートしているようです。
来年2020年はどのような展示会になるのでしょう。楽しみです。
Q159:屋根点検って何?
先日、弟から「ドローンルーファー」って知ってる?と電話がありました。
知らなかったので、何か聞いてみると、ドローンで屋根の点検をアプリで自動飛行設定をする事で、ドローンが屋根の撮影をしてくれるというのです。
調べてみると、ドローン関連事業を行っている㈱CLUEが提供しているサービスで、ドローンを自動操縦できるスマホアプリやクラウドサービスの開発、ドローンを応用した様々なサービスを提供している会社でした。
弟は、一級建築士であり、ドローンで屋根の点検が出来る事はメリットがあり、自分でも簡単にできるかの相談があったという訳であります
そこで、私もいいね~、使えるよ~、買ってみたら、って言って上げれば良いのですが
3次元で飛ぶドローンの難しさ・仕組を知っている私としては、安易に“いいね”とはいえず、小言をいう姑ばばぁのように、あれもこれも言うのです。。。。
私の小言
自動設定はできるからと言って、iPadのタッチでドローンが飛んでいる所を見て、勝手に撮影してくれるだけと思ってはダメだよ。
万が一、電波が途絶した場合、手動で戻せる飛行技術も必要だし、ドローンとプロポの通信が確保できる場所で目視で監視する必要もある
やむ得ず目視外飛行になった場合は、ジオフェンスやフェルセーフ機能など、安全対策の方法を学ぶ必要がある
住宅街の屋根点検となると、DID(人口集中地区)の可能性が高い為、事前に国交省への飛行申請・許可をもらわないといけない
近隣住民からは盗撮されていると思われ、警察に通報される場合もあるから、事前に近隣住民への説明も必要
道路が近ければ、人(第三者)又は物件(第三者の建物、自動車など)との間に30m以上の距離を保っているか調べる
建物の上空や側面にドローンが出た瞬間、ビル風など、機体が急に不安定になる事も予測しないといけない
飛行撮影方法だけ身に付けるだけではなく、法律・ルール・気象・電波等の勉強も必要だとか色々・・・・・・・・・
折角、弟はドローンに興味を持ち、仕事で活用できないかと相談があったのに、私は説教じみた事ばかりを言ってしまい、後で後悔をしてしまった(><+)
もっと、やさしく伝えれば良かったと・・
提供企業様も、その辺りも良くご存じで、講習会や飛行許可申請・アフターサービスなどのサポート体制も整っているようなので安心しました。
ドローン操縦の簡易性は更に高まってますが、自動車の自動運転と同じように、車に100%任せるのではなく、最後は自分で判断しハンドルを握って運転するように、安全運航の対応・訓練・知識も必要な事は、伝えて行く必要もあります。
それが私の務めなのかも知れませんが・・
既に、ドローンは遠隔操縦(手動操縦)の時代から、ソフトやセンサー技術など、アプリケーションを使用した自動飛行の時代は確かに来ています。
今後、ドローン機体だけでなく、付加価値を高める為には、このようなソフトウェアエンジニアがいる会社は必要です。今後に期待してます。
今回の件で、私も興味を持ったので、是非、話を聞けるセミナーやデモ飛行があれば、参加したいです♪
下記、動画のリンクを貼り付けます。
屋根工事をされている方の笑顔をみるとドローンは人の役に立つロボットして、社会貢献できる時代が来たんだなと喜びを感じます。
■株式会社 CLUE
ドローンルーファー動画
Q158:今年の本(2018年)
今年は、ドローン操縦技能以外にも、ドローンを更に安全に飛行させる為の、法規制・機体開発・運航管理など、様々な技術課題もあり、勉強会や会議などにも参加させて頂きました。
そのような中、今年は操縦以外にもわからい事が沢山あり、色々勉強する機会がありました。
今回は一部ですが、その際調べたお勧めの書籍をご紹介します。
■ソフトウェア関連書籍(初級)
きっかけは、ドローンを飛行してると、もっとこういった動きをしたらいいのになぁとか、ドローンに対する欲求が増えて来るのですが、その為には、ドローンの制御装置やソフトウェアなどを理解しドローンに指示を与える必要があります。
そんな事は私にできる訳がありませんが、ソフトウェアエンジニアと話をする際、彼らの行っている事が何なのかを知りたくなり、プログラミングについてNETで調べたり、本屋に直行するも、やはり???わからない・・・そこで、小学生レベルから勉強すれば、すんなり頭に入ってくるのではないかと小学生が読んでもわかる本を購入しました。
*マンガと図解でスッキリわかるプログラミングのしくみ
発行 エムディエヌコーポレーション 定価 2000円+税
*小学生でもわかるプログラミングの世界
発行 C&R研究所 定価 1530円+税
こちらの本はドローンへのプログラミングの仕方ではありませんが、プログラミングの基本を学ぶことが出来ます。プログラミングに必要なアルゴリズムを理解するには数学が大きく関わっていて、元々理数系で銀行のシステム開発部にもいた事があった為、イメージはすんなり入って来ました。
しかし、言語が様々なので、どれを選択したらいいか悩みましたが
ドローンの飛行制御やAI/画像認識であれば、C言語・C++・Python系などを理解すれば良いという所まで来ました。
まずは、基本をしっかり取得する事からスタートですね。
■アビオニクス(通信機器・無線創始・飛行管理システム等)
そして、次は運航管理システムに必要になってくる通信関連です。
ドローンが広い空を自由に飛行しても、ニヤミスや衝突など危険を事前に察知し、回避する必要があり、それらを第三者が管理出来れば、さらに危険リスクは低くなります。
さぁ~そこで、出てくる言葉が、航空機専門用語なのです。
国交省への機体登録もそうですが、審査する方々が有人機を審査している方々なので、私も航空機用語や規定などを学べば皆について行けると思い、またNETや本屋で探すのですが、どれもやっぱり????わからない・・・何かいい物がないかなぁと、同僚に元航空自衛隊パイロットの方がいるので相談した所、下記の本を紹介してくれました。
もぉー初心者の私にぴったり~マンガなので楽しく読めました~♬
*これなら判る!?いちから始めるAvionics Lesson
発行 日本航空技術協会
下記、URLからも購入ができます。
勉強方法は人それぞれですが、私にはやさしい本があっているので、まずここからスタートですね。
Q157:空飛ぶクルマって何?
2018年ドローン市場は黎明期から普及期へと移行し、既にドローン空撮映像は当たり前の時代になりました。
産業界では測量・農業など第三者がいないリスクの低い場所での活用は定着しつつあり、インフラ点検ドローンなどは、非GPS環境下など単なる飛行だけではなく、自律制御が必要なサポートシステム開発が必要な為、現在は実証実験段階でしばらく時間は掛かりそうです。
そして、2018年新規で取組スタートしたのが「空飛ぶクルマ」です。
2018年8月に国交省・経産省など政府主導で「空の移動革命に向けた官民協議会」がスタートしました
空の移動を可能とするいわゆる「空飛ぶクルマ」の実現に向け、世界では既に開発はスタートしておりますが、日本においても人や物の移動の迅速性と利便性を向上させ、新たな産業を育成し、世界の市場で稼げるようにするため、技術開発や制度整備等について協議されています。
日本では、トヨタ・NEC・スバルなど、大手自動車会社・システム関連企業やCARTIVATOR・SKY DRIVEなど新規団体もメンバーとして参画されています。
彼らのビジョンは、会合資料にも添付されています。
見るだけでも未来が見えて来るようでワクワクします。
■経済産業省HP 空の移動革命に向けた官民協議会
そして、2018年11月に経産省からロードマップが提出されました。
http://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/air_mobility/pdf/004_01_00.pdf
2030年代実用化となってますが、今から12年後、私たちの上空をクルマが飛んでいる時代が来るのかも知れませんね。マジかぁ~
因みに、航空法の分類では
空飛ぶクルマは航空機の位置づけで、人が乗って航空の用に供することができるものとなってます。※官邸資料より
空飛ぶクルマは、将来的に無操縦者化の可能性ありと記載されていますので
始めは、人(操縦士)が運転する空飛ぶクルマからスタートし
次のステップで、無人操縦者化の空飛ぶクルマ(無操縦者航空機=操縦者が乗り組まないで飛行する事ができる空飛ぶクルマ)と二つのタイプに分けられるんですね。
後者の機体を今は乗る勇気はありませんが、私も未来は普通に搭乗しているのか知れません(笑)
そして、今年は私の人生で一番海外に飛び回っていた年かも知れませんが、中国の広州(カナン地区)にあるEHANG社の機体を見て来たのを思い出しました。
■EHANG社
EHANG|Official Site-EHANG 184 autonomous aerial vehicle
EHANG社の無操縦者航空機は、ヘリコプターとドローン開発の延長線上で、開発メンバーはヘリコプター開発経験者やソフトウェア開発者が集まって起業されている会社です。
機体もアメリカの認定機関での登録も済んでおり、航空機と同じ位置づけになっているので安心感がありました。
中国では既にテスト飛行もされ、ヘリコプターよりも、低コストで管理し易いという事で、既に問合せもあり市場ニーズはあるそうです。
海外からはテーマパークから問い合わせがあり、確かに、テーマパークであれば、飛行場所は決められ運航管理も敷地内の為、そこからスタートするのは有りだと思います。
バッテリーはリチウムポリマーバッテリーを並列して使用、EV車に使用するバッテリーを8本使用しています。
今後、機体開発・自動飛行・自律制御・バッテリー・法規制・インフラ・空域管理など、様々な技術と安全・環境・コストなど、課題をクリアーしなくてはなりませんが、日本も世界に出遅れる事が無いよう日本技術の進化に期待しましょう。
あっ、空飛ぶクルマのドローン操縦士はどうなの?
操縦士が乗る空飛ぶクルマなら、ヘリコプター・有人機の操縦経験者の方がニーズがあるでしょう
無人操縦者化の空飛ぶクルマなら、操縦士というよりは、それらを運航管理する人や・機体開発・ソフトウェア開発者などが必要でしょう
となると・・・空飛ぶクルマのドローン操縦士の出番はない~(><)
ううう・・そこで諦めるのか・・・という事で、ドローン操縦士への道は続きます♬
Q156:農業ワールド2018 in 国際次世代農業EXPO
毎年、幕張メッセにて開催されてます国際次世代農業EXPO・農業ワールドに行って来ました。今回は特に気になったドローン関連企業様をスポットに現地ヒヤリングをもとにご報告させて頂きます。
開催日 2018年10月10日~12日
場所 幕張メッセ「国際次世代農業EXPO 農業ワールド」
■株式会社マゼックス
農業用ドローンの製造・販売・講習まで行っているメーカーです。
今年は、DJI社のフライトコントローラーA3-AG・ブラシレスモーター・ESCを標準搭載する事で更に安定した飛行・作業性を向上させた新製品「飛助MG」が販売され注目されてました。「飛助MG」は農林水産航空協会の認定機体です。
製品 農薬散布機(飛助MG)
販売価格 129.8万円(バッテリー1本込)別途、バッテリー 65,000円
液体散布装置 タンク容量 10L
飛行時間12.5分 散布範囲1.2ha
総重量 24.9kg
粒剤 5kg(10kgは開発中だそうです)
自動航行 2019年予定 ABポイント仕様
※2か所のポイントを指定して4m幅で自動で横移動を行います。現在投稿の時点では農水省での農薬散布の自動航行は認められていませんので、認定されてから機能解除を行う予定。
■TEAD(ヨコヤマ・コーポレーション)
こちらの会社も農業機ドローン開発・販売・講習と知名度のある会社ですが
DAX04新モデル発売と、TEAD HAROシリーズ4発・6発(ペイロード2~10kg)
農業・鳥獣害対策機とバッテリータイプ・ハイブリットタイプなど、進化を感じる機体の展示でした。
更に、販売代理店・教習・整備・点検など、代理店になりやすい販促ツールも作成され、顧客も法人のみでなく、個人向けにもセット価格を提案していました。
DAX04 基本セット 255万円
+Aセット(法人向け) 472,990円
+Bセット(個人向け) 262,990円
■スカイマティクス
三菱商事と日立製作所が出資している会社です。機体販売をメインと言うよりは、機体+クラウドなど、トータルソリューション提案している会社です。
ドローンを活用した水稲圃場管理などのクラウドサービスを中心に提案され、農薬散布サービス「はかせ」をドローンと一緒に提案販売。機体の点検・飛行状況の確認・散布実績など、インターネットを通じて管理できるようになってます。アプリケーションとしてタブレットで飛行支援機能を取り込んでいます。
他には営農支援ツール「アグリノート」も開発され、高解像度商用衛星(デジタルグローブ)も宣伝してます。衛星画像は農業分野・河川管理・森林管理などノウハウは持たれているので、今後、農業分などリモートセンシングなど活躍される企業ではないでしょうか。
■ナイルワークス
NHK/WBSなど最近TV放映され注目されている企業ですが、2017年に住友商事・全農・クミアイ化学工業などから出資を受け、農業用ドローンの開発をされている企業です。
こちらの企業は、2年前のジャパンドローンでも展示され拝見したのですが、4人でないと運べない位大きかったのですが、今年は以前よりは小さくなってました。
バッテリーはMAXELLで製作。1個2.5kgを2個搭載とバッテリーも大きかったです。
機体重量は24.9kg以内とタンク容量は8L、飛行時間15分
ナイルワークスの特徴は、農業の自動航行をPRされています。
販売は2019年という事で、現在は実証実験中だそうです。
※今後の農水省の自動航行認定後、発売されるのでしょう。
■相馬商事 DJI販売代理店
http://www.somashoji.co.jp/business/agri/
長野県の会社で、農業はアグリカンパニーとして、日本農薬、三井化学、住化積水フィルム、ロイヤルインダストリーズなど特約店として活動されている明治35年創業の会社です。DJIの代理店でもあり、AGRAS MG-1P RTKの展示をされてました。
2019年3月新製品販売(予定) AGRAS MG-1P RTK
自動航行・カメラ付き 現在のAGRAS 200万円+100万円=300万円位になりそうです。
AGRAS(販売中)
10L 飛行時間 10分 散布範囲 1ha
バッテリーは、基本6本購入して頂いてる。充電時間1本1時間かかる
本体 140~150万円 バッテリー1個 7~8万円×6個 計200万円位
※この辺りの販売価格は、あくまでも参考として下さい。
■石川エナジーリサーチ
http://ier.co.jp/index.html#category1
元ホンダの技術者が集まって起業した会社でハイブリットドローンを展示されてました。
離陸重量は60kg。機体重量48kg+搭載重量12kgと長時間飛行180分以上は素晴らしい。今後、このようなハイブリットドローンは物流など含め、長時間飛行が可能なドローンは今後開発されてくるのでしょう。
■XAICRAFT JAPAN株式会社(XAG)
中国製の機体を販売。中国では既に実績のある機体で日本でも話題になっています。
主に九州・西日本を中心に販売代理店を増やしているそうで、現在は、日本とオーストラリアを中心に海外進出を行っている。2007年創業、社員1500名(内開発者500名)
中国市場では既に農業機の販売はDJIより販売数量は越しているそうです。
農業以外にも果樹園などにも活用され、完全自動航行が売り。
誤差は2cmと下方センサーでの自動航行の精度が良い。センサー(衝突回避)は前面・下方に搭載されてる。2019年には防水・防塵機能の新機体が発売される。作業性も良く、バッテリー交換も早く、フライトコントラー含め、全部XAG製だそうです。
2019年には粒剤散布装置も販売予定。
機体販売価格 350万円(RTK込み)
他社より価格は高かったですが、機体性能に自信を持たれており、価格を下げる予定はないそうです。
代理店になるには、1機購入して頂ければ、代理店契約は可能との事。
■エンルート
日本の国内ドローンメーカーとして国産フライトコントラーを開発し使用している企業です。農業機ドローンの販売歴史も長く今回は定番製品AC1500/AC940Dを展示。
2019年春モデルに向けたバージョンUPや販売代理店パックなど、今後の市場拡大を伺える展示となってました。
また、粒剤の散布体験コーナーがあり、私も体験させて頂きましたが楽しかったです。映像は農業機の自動航行ABポイント仕様の動画が上映されていましたが、日本の法改定がまだという事で実装はされていないそうです。
今回の農業展は、どの企業もバージョンUPされ、更に操縦性・機能性も改善され、農家さん視線でのやさしい機体開発になって来ているのを実感しました。
そして、今回は本来出展する予定だった某代理店の出店が他の代理店に変わったなど、機体販売市場の厳しさを感じさせる一面もありました。
中国のドローンメーカーXAGの日本市場への参入は、今後販売代理店以外にも、日本ドローンメーカーも独自の強みを打ち出して行くかがポイントになってくるのでしょう。
Q155:Fligtradar24(フライトレーダー)って何?
いつもドローンを飛行する時に思うのです。
ドクターヘリ来ないよね。ニアミスやだ~。お願いだから来ないでとか・・
基本、有人機は150m以上での飛行なので、ドローンと飛行機の衝突の心配は殆どないのですが、ドクターヘリなどは、飛行禁止区域以外にも緊急ヘリポートなどがあると離着陸の時などで150m以下で飛行されます。
よって、飛行する場所は必ず事前にGoogleでヘリポートが無いか確認をしたり、耳を澄ませヘリコプターの音がしないかなど、安全運航管理にも徹底しています。
でも、飛行している時にもリアルタイムにわかるシステムがあれば、こんなアナログな事をしなくていいのにと思います。
内閣府の「空の産業革命に向けたロードマップ2018」の第4フェーズに目視外飛行の検討があり、それに向け衝突回避など、ドローンとの接触回避を避ける為の運航管理システムなど、国交省SIPやNEDOなどでも実証実験やシステム開発が進められているので、その内、リアルタイムにわかるようになるのは時間の問題かと期待してます。
そこで、私が時間がある時に見ているアプリをご紹介してます。
Fligtrader24
https://www.flightradar24.com/35.58,140.05/9
このアプリは、飛行機に搭載しているADS-B(Automatic Dependent Surveillance Broadcast=放送型自動従属監視)から、Flightradar24が設置した受信システムによって受信し、Flightradar24のサーバに転送する事でフライト情報(位置データ=緯度・経度・高度)、速度、機体便名・運航会社・出発地目的地など、PC/スマホなどで見る事ができます。
日本ではADS-B搭載義務はなく、電波発信しない(プライバシー・安全保安上など)機体もある為、全ての機体が表示されている訳ではありません。
スマートフォン・タブレット向けのアプリが提供されているので、ご興味のある方はインストールしてみて下さい。
因みに、今年は災害が非常に多く先日の西日本豪雨(2018年7月)での関西空港連絡橋へのタンカー衝突の時は、関空が使えなくなり台風の影響もあり伊丹空港・セントレアも一時閉鎖されました。
その時の飛行機の待機状態です。
成田・羽田空港などに、飛行機が集中している様子がわかると思います。
また、神戸の東灘区など、浸水による影響もありヘリコプターが集中して飛行しています。多分、報道・災害関係のヘリなのでしょう。
このように、Fligtradarは運航管理の参考データにもなると思うので
未来はドローンも表示される時代が来るかも知れませんね。
注意:高度150m以上・飛行禁止区域の場合は、必ず航空局と空港関係には飛行申請が必要です。それ以外の場合でも、近隣に病院・学校など、ヘリポートがある場合、その管理会社へ飛行場所・時間を連絡する事で、ニアミスなど危険回避はできるので注意しましょう。
申請方法などは、下記掲載してますので参考にして下さい(1年前の情報ですが・・)
Q154:熱中症に負けるな~
もー今年の夏は暑すぎる~(><)~
ドローン操縦は、外で飛行するのが殆どなので太陽の日差しを避ける事は不可能。
真っ黒になる事は覚悟!
この業界に入るまでは、日傘をさして歩いていましたが、ここまで来ると日焼け止めクリームをガンガン塗って、肌も露出状態でオッケーってなってます💦
ヘルメットの下にタオルをかぶせて歩いていたら、カッコ悪いから取れって言われるし、もう肝斑など悩む年頃なのに~致し方ない。。。
そこで、私の熱中症防止グッズの紹介です。
①日焼け止めクリーム
国内製ではSPF50までしかありませんが、海外品だとSPF110の日焼け止めクリームがあるので、私は長時間での業務の時はSPF110は欠かせません。
②サングラス
UV対応のサングラス
③ヘルメット・帽子
作業をする時は必ずヘルメットをかぶるので、脳天は熱くならないのですが蒸れる~
また、ヘルメットの下に帽子をかぶるとツバが良い感じで日よけになり、汗吸収もしてくれるので、防止&ヘルメットのコンビもお勧めですが、ツバが長すぎると上空の機体が見づらいので、短めを使用。日差し避けには長い方がいいのに。。。
④服装は長袖・長ズボン
暑いので半袖と行きたい所ですが、日焼け防止にはやっぱり長袖!
色は白色!がおススメです。
黒色だと熱を吸収したり、熊?蜂?に襲われたりするので、やっぱり白色が良い
35℃以上になると長袖でもどうでも良くなりますがw
⑤クーラーボックス
今までは、クーラーバックを使用していたのですが、保冷力は断然、ポリエチレンやポリウレタン素材のクーラーボックスがおススメです。効力が長く続き、熱い車の中に置いておいても大丈夫です。
⑦保冷用魔法瓶
これが使ってみて驚き、想像以上の冷たさに感動です。
キンキンに冷えた水を飲める瞬間!もう離せない!
⑧塩分摂取に塩飴・梅干し 等
水だけ飲んでいても、塩分の補充は重要
手軽に摂取できるので良いです。
⑨その他
テント・車用サンシェードなど、休憩場所の環境作りも重要
ここまで暑いと、雲で太陽が隠れてくれるだけでも、嬉しくなる!
暑い中にいるとホント感覚が鈍って、案外、私大丈夫って思っちゃたりして
長時間外にいてしまいそうになりますが、1時間毎の小まめな休憩は必要
皆で声を掛け合って安全対策を!
直射日光が危険な2018年日本の夏。
早く秋が来ないかな~
皆様も熱中症には気を付けましょう。