ドローン操縦士になるための100の質問(産業編)

これからドローン操縦士を目指すドローンジョこと(ドローン女子)HIROMIの日記です。

Q151:深圳(シンセン)に行こう!(DJI本社編)

中国訪問第2弾

 

以前から行きたかった深圳のDJI本社へ行って来ました。

やっぱりフラッグショップって感じでワクワクします。

 

場所は、深圳の南山区サイエンスパーク内にあります。

ZTE/TCL/レノボ/テンセントなど拠点が集中しており、電車では地下鉄1号線(緑)でも行けます。

中国銀河証券の左奥の高層ビル上階に入居されており、ショールームは1Fにあります。

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*DJI本社ショールーム受付

こちらは一般の方の受け入れはしておらず、事前に予約された方のみ見学ができるそうです。 

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*飛行体験場(ネット付)

受付奥にはデモフライトが見れる場所もありSparkのデモ飛行をされていました。

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*展示ブース

手前左にはホビー系をメインに展示されており、奥には産業用機体が展示されています。ほとんどの機体は、日本のDJI社でも販売・展示している機体ばかりでしたので、目新しい物はありませんでしたが、M200シリーズや拡声器搭載機体などの展示もあります。 

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*Robo Master 2015(非売品)

 見た目ミニ特攻車のようですが、プラスティックボールを入れ、シュートする機体で、毎年DJIの教育一環で大学生など若い人材育成を兼ねた大会を催ししており、優勝した機体だそうです。ロボット工学の基礎を学べる環境をつくられているDJIは素晴らしい~

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*ヒストリー

2006年の創業からのDJIのエポックが掲載されてます。

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今回、訪問した時期は2018年1月でしたが、お客様へ商品紹介できるショールームがあるのは、かなり嬉しい限りです。

 

また、一般で行かれる際は別のショップがありますので、下記参考にしてみて下さい。

■DJIストアー(海外)

https://www.dji.com/jp/where-to-buy/flagship

深圳では、OCTハーバー内に大きなショールームがあるそうなので、こちらもお勧めです。

 

Q150:深圳(シンセン)に行こう!(入国編)

深圳(シンセン)と言えば、DJI本社がある事でドローン業界では有名ですが、1980年に中国初の経済特区に指定され、最初に出来たのは高層ビルの工場など、スタートアップ企業や製造工場が多く、中国のシリコンバレーとも言われ、インフラも整っており、ファーウェイやテンセントなどの情報通信産業・サービス業など急速に発展しています。

 

初めて深圳を訪問する事が決まった時は、場所はどこ?不便?綺麗?など、中国イメージが強く不安したが、何と!香港の北の位置にあり、国境を越えたら直ぐそこが深圳と身近な場所で、そして実際行ってみてビックリ!

大都市だぁ~! 

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深圳第一印象

・きれい・最先端・新都心

・働いている人が若い・マナー良い

・インフラが整っている 等

 

ここまで急成長している都市とは知らず、中国の息吹を感じました。

是非、仕事以外でも良いので訪問の価値はあると思います。

しかし、日本人が訪問するには、まだ入国方法・ガイドMAP(るるぶ・あっぷる)など、発行されていなく情報がまだ少ないのでNETで調べるなどが現状です。

 

そこで、簡単ですが情報記載します。

■行き方

*直行便の場合

羽田から深圳まで飛行機の直行便があります。深圳空港からは、首都まで電車1本なので便利です。

しかし、便が少なく金額はお高めで、丁度いい時間帯が少ないなどの理由もあり、既に2回訪問しましたが、私は香港から入るルートで入国しています。

 

*香港経由の場合

羽田空港香港国際空港→タクシー(国境超え送迎車)※パンダバス利用→入国審査→深圳のホテル

 

金額は高くつきますが、国境超え送迎車タクシーは便利・楽・安心でおススメです。

 

他には、香港から、電車で深圳入国方法もあるそうですが、中国人も多く時間が相当かかるそうです。また、個人だと送迎車は、ちょっとお高いかも知れないという方は、一般タクシーは空港前に沢山止まってますので気軽に利用できると思います。しかし、金額が区々なので、乗る前に価格の確認はした方が良いと思います。

 

*おススメの国境超え送迎車

パンダバス(香港・深圳間)国境越え送迎専用車

香港・深セン間 国境越え送迎予約 専用車|ワゴン・バス)チャーター手配 | 香港の現地オプショナルツアー予約-パンダバス【香港】

日本語対応もしているので安心。もし運転手さんが話せなくても、Google翻訳機で説明してくれるので大丈夫です。

 

■入国審査

入国箇所はいくつかあります。タクシー運転手さんが許可を受けている場所まで、連れてってくれます。そして、一度タクシーから降ろされ、荷物も全部持って入国審査を行います。

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入国審査では、5本指とも指紋を撮られ、入国審査、手荷物チェックを終えたら、入国となります。

出口では、運転手さんが待ってくれているので安心です。

 

中国入国!

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尚、帰りもパンダタクシーを予約し、出国したのですが、入国より楽で、タクシーの中から顔を出し、審査官がパスポートと顔を確認し出国と簡単でした。 

あと、香港入国の際にもらう、小さい白いカードは捨てないようにして下さい。

パスポートと一緒に保管しておいた方が良いです。

タクシー移動だと、約2時間ほどで香港国際空港から深圳市内まで行けました。 

Q149:JUTM(日本無人機運行管理コンソーシアム)って何?

先日、第3回JUTM総会&セミナーに参加して来ました。

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今回は、移動体通信技術・空の産業革命に向けた政策・目視外飛行の要件・準天頂衛星とドローンへの適用など、現状の取組説明など、お話を伺う事が出来ました。

 

JUTMって何?と思われる方も、まだ多いと思いますが・・・

 

■JUTMとは「一般社団法人 総合研究奨励会 日本無人機運行管理コンソーシアム」

Japan Unmanned System Traffic & Radio Manegement Consortium

https://jutm.org/

JUTMとは

JUTMは、ドローンをはじめとする無人機の社会実装をめざします。

あらゆる産業での活用を促進するため、無人機を安全・確実・スマートに運行させるしくみを技術・制度・ビジネスなどのあらゆる面から検討して、環境整備する活動を進めていきます。
将来ビジョンとして「人とドローンが共生する未来社会」の実現をめざして、無人機を活用した革新的な事業モデルを創り出して世界に発信し、国競争力の向上に貢献していきます。
JUTM代表 鈴木真二

 

運航管理システムには、官公庁との関連も必要な為、今回はセミナーで総務省国交省経産省などからもお話をお伺いする事が出来ましたので、報告します。

 

総務省

http://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/others/drone/

上記、総務省からはドローンを使用した無線について説明されてます。

 

今思うと、2016年頃、5.7GHZ帯域が使用できるようになる~!って話題になった時期がありました。

使用出来るようにするには、最低でも第三級陸上特殊無線技士(国家資格)の取得が必要。5.7GHzを使用しないドローン操縦士の方も、まず資格を取ろうなど、3カ月先は受講&受験ができる場所は予約で一杯と話題になった時期がありました。

 

今日では、既に5.7GHz帯のアミモン(デジタル)・ボーダック(アナログ)など、ドローンに搭載されている移動体画像伝送システム(移動する機体に搭載した伝送装置)を使用している方も増えて来ました。

 

しかし、今回の総会で知ったのですが、JUTMメンバーに登録はしているも、運用調整(申請)をしていない方が見受けられるという話を伺い、その危険性の話もされていました。

 

そこで、何故、運用調整が必要なのかを簡単に説明したいと思います。

 

■JUTMのメンバー登録・運用調整の申請が何故必要なのか?

*危険性

電波の使用帯域を管理しないと、電波障害が起こり、飛行の妨げ、またはドローンが墜落する可能性が高くなるため、安全運航管理を考え、申請手続きをする必要があるという事

 

*対象は?

アミモン・ボーダックなど、無人移動体画像伝送システム(2.4GHz/5.7GHz/169MHz)を使用している方。

これからは、長距離飛行・高品質データを送る為、使用範囲が限られた周波数資源を使用する為、運用者間で使用する周波数等の調整をする必要があるという事です。

 

*手続き 

JUTMに加入し、使用する日程・時間・場所などをJUTMホームページに登録し、近い場所で他の利用者がいないか確認し、必要な通信を確保する為に必要な手続きを取る。

下記、JUTMの運用調整リンクです。

https://jutm-imgtransuv.org/operation.html

 

 ■申請対象

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■使用帯域

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今回、お話している内容は、2.4GHz帯でも送信出力最大1Wと大きく、移動する機体から映像を送る電波(無人移動体画像伝送)は、別の限られた周波数を使用する為、近い場所で使用し、帯域が奪われると機体操縦・映像伝送などに影響がでて、最悪の場合、操縦が利かなくなるという、危険な状態になってしまうので、三陸特の免許が必要で、使用する際は、JUTMに加入し、使用する情報を運用調整に登録する手続きが必要となる訳です。

 

DJIやホビー系ドローンでも、画像伝送装置が搭載されている機体を使用していますが、それは、免許・登録を要しない無線局(小電力データ)の為、JUTMに加入する必要もなく、自由に飛ばす事は可能です。

 

ドローンを取り巻く社団法人は沢山ありますが、無人移動体画像伝送システムを使用する方は、JUTMの取組内容を是非ご覧頂ければと思います。

 

また、セミナーなど勉強会の設定もされ、会費は決して高くはないと思います。

JUTMは年1回福島ロボットテストフィールドであえて干渉を起こし、どのような状況が発生するかなど、実際の機体を使用し実証実験も行ってます。

 

以上

 

 

Q148:ドローンによるトンネル点検調査

昨今、高度経済成長期(1964年東京オリンピック前後)から約50年が経ち

社会インフラの老朽化に伴い、高速道路・橋・トンネル・ダムなど、効率的な維持管理を可能とする新技術の開発や、点検作業員の高齢化による減少など、様々な課題がある中、人に変わるロボットとしてドローンが注目されてます。

 

ドローンは、人が近くづく事が困難な場所へ移動する事ができ、インフラ点検を効率的に行えるとして期待されてます。

 

そこで、私たちはインフラ点検ドローンの開発を進めながらも、点検に適した機体であるかの性能評価指標作成のお手伝いもさせて頂いてます。

 

今回、それらを作成する為、静岡にあります「施工技術総合研究所」を訪問しました。

■施工技術総合研究所

http://www.cmi.or.jp/

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こちらは、「建設機械と機械化施工に関する総合試験研究機関」として「自らの頭で考え、自らの足で調査し、自らの手で試験」するという伝統を感じるように、現場に近い状態で調査・試験・研究・開発など出来る環境設備を持っている場所です。

関連会社の方は一度ホームページを見られるのもお勧めです。

 

今回、私たちは模擬トンネルを見学させて頂きました。 

f:id:dronejo:20170103125106j:plain インフラ点検での主なドローンの活用方法としては、橋梁・トンネルの損傷個所の撮影や打音検査があります。主に「ひび割れ・うき・漏水・剥離・剥落・鉄筋の露出」など、カメラや赤外線カメラで撮影し、損傷個所を探します。 

 

下記の写真は実際にひび割れを入れ、写真などで点検する際の写り方の確認や湿った状態の壁面や水分を含んだコンクリートを表現したりと、点検業者が様々な状態を確認できるよう完成されてます。

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そして、テストピースです。

実際の大きさにびっくりです。これで打音検査の訓練をするそうです。

私もトンカチで叩かさせて頂いたのですが、中が空洞になっている場所など、叩くと音が違う事がわかりました。

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ドローン操縦士とは少し離れた話題ですが、実際、産業用ドローンはインフラ点検としても注目され、操縦士も現場や課題・点検知識を知ってるかで、操縦技術にも差が出てくると思いますので、このような情報も提供して行きたいと思います。

 

また、通常、人が作業する為には、吊足場などを仮設して近接目視検査や、橋の上部から吊り下がって打音検査も行いますが、高度な技術と経験がないと難しいです。

ドローンであればプロポの操作で飛行させれば、人の危険リスクも緩和されるので、是非活用を期待したいです。

 

ただ、これはこれで難しいのが、橋・トンネルはGPSキャッチ出来なので、非GPS環境下での飛行が求められます。その為には、IoT技術を活用したセンシング技術・映像技術等が必要になる為、ドローンに人の眼となるカメラや壁面にぶつからないセンサー・超音波など、様々な技術を組み合わせる事が必要となります。

今後のドローン技術開発力の進歩により、実証出来るようになるでしょう。

  

人の代わりに働くドローン!

今後に期待です。

Q147:国際ドローン展 2018

6月も明日で終わってしまう~。今月更新ゼロはやばい!

2週間の海外出張も終わり、今日はお休みを頂きブログの日にします!っという事で

2018年国際ドローン展の報告です。 

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2018国際ドローン展 全体

第一印象は、今までは機体単一紹介が主な内容でしたが、今年はドローンを活用して、業務として何が提案できるかソリューション提案をされている企業が多く見受けられました。

 

展示期間は、テクノフロンティア展も同時に行われていた為か、半導体・機器関連など、製造関連の方々が多く見受けられ、ジャパンドローン展より入場者も多かったです。

また、ジャパンドローン展で展示していなかった会社の出展もあり、新たな情報もゲットする事が出来ました。

 

その中の一部ではありますがご紹介致します。

 

まず、目に入るのは一番目立つ場所で出展しているスカイリンク様です。

こちらは、ジャパンドローン展でも大々的に展示してましたが、勢いを感じますね。

主に、DJI機体をメインに販売していますので、ここに来れば一度にDJI情報がゲットできるので便利です。

空撮は勿論ですが、赤外線カメラ・測量・農業など、様々な提案をされていました。

 

こちらのブースは、初めて知りましたが

JUAVAC(社)日本UAV利用促進協議会のパートナー含めての紹介コーナーでした。 

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建設関連のコマツ・パスコや機体販売スカイシーカーと

スクール(JUAVAC ドローン エキスパート アカデミー)など、機体購入からスクール・サポートまで、測量系・非破壊検査技術コースなど、産業用に特化したソリューション提案をされてました。

 

その他のブースでは、建設関連ドローン展示も多く、i-con関連のドローンで空撮した写真測量を測量機販売メーカーのトプコンとドローンメーカーエンルートでの、即実用化できるソリューション提案もされてました。

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 ※QC730TSカタログ https://enroute.co.jp/QC730-TScatalog201804.pdf

 

全体的に、測量分野が多かったのですが、昨年の写真測量からレーザー測量機に移行し、非GPSで計測ができるスラム提案なども数社ありました。

 

その他、ドローンレンタルをしますという企業や操縦士を派遣するなど、アフターサービスまで一括提案している会社など、他企業と組んだ提案などあり、進化を垣間見ます。

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そして、農業用ドローン全国販売シェアNO1のエンルートでは農業機AC940/AC1500を展示してましたが、他社製品もドンドン出て来ているので、今後追随してくるドローンメーカーなど、来年はどうなってくるか注目です。

農業用ドローンの戦国時代に入っているのか知れませんね。

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来年は、どのような分野が来るのでしょう?

黎明期だからこそ楽しめる。この急速なドローン市場から目が離せません!

Q146:トイレがない時どうしたらいいの~

先日、トイレについて深く考える出来事がありました。

 

i-conなど建設・土木・林業など、山奥でドローンを活用する方も増えていますが

皆さんトイレはどうされているのでしょうか?

 

トイレに行くのに車で30分山を下りないといけない。

 

でも、その30分は遠くて面倒(;;)

それなら自然の中のトイレ?など、色々考える事が多いのです。

 

作業も2~3時間で終われば良いのですが、流石に8時間となると泣けてくる~

 

そこで考えたのが

①水を飲まない

②オムツをする

③携帯トイレを持参する

④自然のトイレ

と選択はあります。

 

①水を飲まない

これは体に良くないですが、朝食の水分を控えめにしたら、即効果がでました。

トイレが近くならなかったです。

でも、それを言ったら、脱水症状など危険だと忠告されました(><)

ですよね~

 

②オムツをする

うう・・・これも、抵抗ありまくりでしたが、災害用に購入しておいたオムツがあったので、試しに着用してみたら、なんとあったかい♪ 案外、いいんじゃないと思ったが、まだその先は試していません。

多分、さらっとして大丈夫だと思うのですが・・・

 

③携帯トイレを持参する

ネットで検索、改めて調べてみると色々あったのですが、その中で、株式会社総合サービス様のサニタリークリーンは買ってみたいと思いました。 

動画も勉強になりました。

山とアウトドアのトイレ - YouTube

 

④自然のトイレ

数十年ぶり?もう記憶にない子供の頃依頼になるだろうか。

開放感あふれる自然のトイレ。

最悪仕方のない事ですが、③の動画を見ると、色々気を付ける事もあるようです。

 

結果、どれが良いのでしょう?

 

そして、また悩むw

 

 

Q145:橋梁点検に適したドローンは何?

等々、昨年から取組んで来た事が形になって来ました~

ドローンを活用した業務では、空撮業界は成功していると言って良いでしょう。

そして、測量系は2018年来てます!

そして次に来るのは?なんでしょう?

 

まだ、産業用でドローンが多くの方々に活用される為には、技術の進化・ルール化など、まだ課題が残っております。

 

そんな中、インフラ点検でドローンが活用できるよう、研究開発している企業様も多くいらっしゃいます。

 

今回は、インフラ点検の橋梁点検の取組についてご紹介します。

 

橋梁点検は、ドローンにとっては、飛行の難易度が高い分野です。

・近接撮影

・被写体が様々である

・非GPS環境下(橋下は、GPSが遮られる)で安定飛行が求められる

・風が強い・風のパターンは様々

・照度が低い

・トラスの撮影(焦点が合わない)

・撮影基準 1mm以上  等

 

産業用となるとドローンはどれでも良いという事でなく

環境・点検条件等を安全にクリアできる橋梁点検用ドローン開発が求められていると言うのが2018年の状況かも知れません。

 

今後、インフラ点検用の機体としての「性能評価手法基準書(案)作成」の実験報告が掲載されましたのでリンク貼ります。

NEDO:橋梁点検に用いる無人航空機の性能評価基準策定に向けた飛行試験を実施

 

私もこのプロジェクトに参加し、模擬橋梁のドローン実証実験や準備などお手伝いしてきました。

下記、ドローンが撮影した映像がしっかり撮れているかをFPV用モニターで確認している時の写真です。 

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このように、非GPS環境下で風を受けながらも、リアルタイムに撮影状況を確認出来るかなども実験しました。

 

実際にやってみると想像以上のプロジェクトになり、発煙筒を焚いた時は、風の流れを可視化する事もでき、風とドローンの関係性も明確にシュミレーションする事もでき、意味ある実験が出来たと思います。

 まだまだ課題は多いですが・・・

 

今後は、実物大に近いテスト用橋梁を福島ロボットテストフィールドに2020年を目指し開発しているとの事。

更なる精度の高い機体評価が出来るようになりますね。