ドローン操縦士になるための100の質問(産業編)

これからドローン操縦士を目指すドローンジョこと(ドローン女子)HIROMIの日記です。

Q121:日の出日の入り時間?

ドローンを飛行させる場合

日中(日出から日没まで)に飛行させること となっています。

 

*日出  太陽の上辺が地平線(または水平線)に顔を出し始めた瞬間

*日没 太陽が地平線に沈みきって見えなくなった瞬間

 

とは言っても、実際は、日出前・日没後でも

十分明るい(薄明)時間は数十分あるので、まだ飛行は出来るよ~って

飛行したくなりますが、それはダメ~!!

 

ルールは守りましょう。という事で、明るくても

実は、太陽が出ていなかったり、既に沈んでいたという事もある為

「日の出日の入り時間」はチェックする必要があります。

 

既に6月は夏至があり、日は段々短くなってきますが

まだ、7月は、日の出時間が長い時期でもあります。

 

農薬散布などドローンを飛行して作業される方は

日中は暑い為、日の出前の4時前からスタンバイし、日の出と共に

涼しい朝の時間に作業を終わらせるそうです。

 

飛行地域や飛行日が変わると、日の出日の入り時間はチェックが必要ですので

私は下記のアプリを活用しています。

 

■アンドロイド・ios

日の出日の入マピオン 

play.google.com

 

これから、散布の時期突入です。

日出とともに一斉防除がスタートするのでしょうね。

 

 

Q120:田んぼガール 誕生?

等々、散布シーズン(水稲)が近づいて参りました。

7月から、千葉辺りでは一斉防除(農薬散布)がスタートし

そこから、散布業者は北に向け北上して行くそうです。

 

主に、ヤマハさんのFazerなどが活躍し、プロの無人ヘリ操縦者の方々がチームを組んで散布されるそうです。

 

YAMAHA FAZER

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始めて、圃場を飛行する姿を見ましたがカッコよかったです(*^^*)

 

ドローンに比べ、機体は大きくペイロードも20kgと大区画圃場では

労働時間の短縮として活躍できる機体です。

操縦は、シングルモーターで大型機でもある為、専門の方が操縦されています。

作業は早く・散布場所も適格で、やはり熟練者の飛行は勉強になります。

 

そして、私は無人ヘリの操縦は、まだ出来ませんので

ドローンで散布飛行を体験させて頂きました。

 

流石に、処理能力はFazerの方が高いですが

機体が小さい分、操縦も簡単で気軽に持ち運べ

軽トラにも手でそのまま載せて、圃場を移動できるので

私にはちょうどいいサイズでした。

 

圃場は大きくても、自分で購入していれば、撒きたい時に持ち出して散布できるので、適期防除も出来るので、一家に一台あっても良いかと思いました(^^)

 

始めての圃場は、どこを散布したら良いのか?

農家さんと一緒でなければ、どこも緑ばかりで、散布場所が全然わかりませんでした。

 

農道も狭いですし、離着陸も平らな場所は少ないので、正確な操縦が必要になります。

 

そして、夏場の日差しは強い!日焼け止め・長袖・帽子は必須!

でも、緑と水に囲まれているので思った以上に暑さを感じる事なく

体感温度は低く、気もち良かったです。

 

既に、農水協操縦認定資格と包括申請も取得していますが、もっと練習は必要な為

「田んぼガール」デビュー頑張ります♪

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先日のケガはこの子のプロペラでしたが、今はもう仲良しです(笑)

 

Q119:プロペラでケガしたよ

等々、やってしもうた~

 

ドローンのプロペラで顔の横を切ってしまいました(ガ~ン)

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と言っても、機体の写真撮影している時だったんですが

下から顔を上げた瞬間、プロペラの先に当たってしまって

痛いって思ったんですが、どうせかすり傷程度だと思って、気にせず仕事してたら

綺麗にカーブを描いて切れているじゃありませんか~

 

皆からは、目じゃなくて良かったねと言われましたが

確かに危機一髪!でしたよ。

 

産業用ドローンのプロペラは、カーボン製が多い為

包丁を乗せて飛行させている物体と同じですからね。

 

こわ~(><)~

 

Phantomなど、プロペラがプラスティック製のものは

カーボンより鋭利ではありませんが

産業用は、既にラジコンヘリなどで人身事故は起こってますので最新の注意が必要です。

 

これも、今後ドローンを扱う者として、危険が直ぐ目の前にあるよという忠告=メッセージだと思い、今後更に気をつけたいと思います。

 

それにしても、女性としてはショックですよね。

えっ😄もう年なので、あまり気にしていないですが(笑)

 

最近ドローン女子も増えてきているようですので

皆さん気を付けて下さいね。

 

PS:偶々気づいたのですが

質問回数が”119”とは奇遇です。

Q118:衛星の場所を知る

ドローンを飛ばす為には、機体がGPSをどれくらい受信しているか確認が必要です。

 

殆ど、ドローンを操縦される方は、GPSを利用した飛行モード(ポジション・ロイター・AUTO自動航行など)で飛行されるので、GPSを利用した安定飛行が可能です。

 

その為には、必ず飛行前に、衛星の捕捉数の確認、GPS精度の確認が必要となります。

 

結果、GPS数値が低い場合は、離着陸場・飛行場所を変えて、GPSのキャッチ率の高い場所で飛行させます。

 

その時、GPSを遮っている物は何か?

木?山?建物?etcが、飛行場所の周りにないか確認します。

その時、何故か同時に空を見上げてしまうのは、私だけでしょうか(笑)

 

GPSを受信する為には、衛星の場所がポイントです。 

 

でも、衛星ってどの場所にあるんだろう?

衛星の数は?

衛星の種類は?

Gronas?Galileo?QZSS(みちびき)?

 

って空を見上げますが、流石に見えないですよね(笑)

 

そこで、アプリの紹介です。

スマホを空にかざすと、衛星の場所が画面に表示されます。

ワクワクです。

 

お勧めの無料アプリをご紹介します。

 

 

■アンドロイド版

Satellite AR

play.google.com

 

ios

GNSS View

GNSS View

GNSS View

  • NEC Corporation
  • ナビゲーション
  • 無料

itunes.apple.com

 

先日、みちびき2機目が打ち上げられましたが

2018年には4機体制になるよう開発が進められているそうです。

将来的には7機を目指すという事で、更なるGPS精度UP!

楽しみですね。 

Q117:スクールを選ぶ(国土交通省HP掲載)

等々、この日が来ました!

 

1年前、私はドローンの勉強をする為、どのスクールに通うべきか、いくつかの説明会に参加して来ました。

 

しかし、どのスクールに通ったら良いかわからず、深夜遅くまでHPチェックしたり、スクールに行かれた方から話を伺ったりと、仕事をしながらでしたので、疲れきった自分を思い出します。

 

結果、航空法や無人航空機のルール・DJI操縦基礎などを学べるなど

基本的なカリキュラムを構築されていたJUIDAさんであれば、大丈夫と思い

私は、その内の認定校へ通うことに決めました。

 

そして、1年経過、その当時はJUIDA認定校は7校位でしたが、気が付けば80校以上にもなっているそうです。

また、その他にも〇〇スクールや社団法人など、ドローンスクールが一気に出て来た1年だったと思います。

 

しかし、ここまでくると、どのスクールに行けばいいの?沢山あってわからない?

スクールによっては、教育内容の差も出てくるでしょう。

折角、ドローンについて学びたいけど、どこを選べばいいの?ってなりますよね。

 

また、この1年で無人航空機の事故が増えています。

これも教育内容にも原因があるのかも知れません。

 

ドローンは、空飛ぶ機体。非常に危険な道具です。

きちんとした教育・訓練が必要です。車でいう教習施設みたいなものが必要。

 

そこで、国交省 航空局が2017年4月1日付けで

無人航空機の操縦者への講習会の受講を促し、操縦技能の底上げを図る為、一定の要件を満たす無人航空機の技能講習を行う民間団体等を航空局HPに掲載し、当該団体の講習修了者は、飛行許可を受ける際の申請書類の一部を省力できる仕組みを、2017年4月より開始しました。」

 

この、一定の要件を満たす技能講習って?

下記、内容は厳しいですよ

■航空局ホームペジに掲載する 無人航空機の操縦者に対する技能認証等 を実施する団体等の 確認 手続について 

http://www.mlit.go.jp/common/001179925.pdf

 

そして、審査をクリアーした

管理団体4校講習団体43校が6月1日付けで認められたという事です。

 

下記、国交省HPより 

【最新情報】
61日付け)

無人航空機の講習団体及び管理団体の航空局HPに掲載について、本日付けで所要の要件を満たすことが確認できた講習団体等を航空局HPに掲載しましたのでお知らせします。今後、当該団体等の講習修了者は、飛行許可を受ける際、無人航空機の操縦の知識や能力に関する確認が簡略化させることとしております。詳細は「3.許可・承認手続きについて」をご確認ください。

 

 

詳細「3.許可・承認手続きについて」

 

 「無人航空機の講習団体及び管理団体一覧」に記載された講習団体等の講習修了者は、飛行許可を受ける際に当該講習団体等が航空局HPに掲載された日以降に発行した技能証明書等の写しを提出することで申請書様式3及び無人航空機を飛行させる者の追加基準への適合性の提出が不要となります。

 

という事で

HP掲載団体の技能証明書等の写しを提出することで申請手続きが簡素化されるという訳です。

 

また、HP掲載日前に発行した技能証明書は有効か?と言いますと

今回のHP掲載に関し、技能証明を提出する為の要件は厳しくなっています。

 

よって、「改めて評価を行い、所要の要件を満足している事が確認出来たのち、同制度に基づく技能認証を行って頂く必要がある」という事で、改めて再審査が必要になるそうです。

これらは、各団体へ確認してみましょう。

 

これから、スクールに通うか悩んでいる方々は、以下のスクールに通われるのがお勧めだと思います。

 

下記、ご参考にして下さい。

国土交通省HP

航空:無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール - 国土交通省

 

■管理団体・講習団体

(飛行許可を受ける際の申請書類の一部を省略することができる講習団体等)

http://www.mlit.go.jp/common/001187212.pdf

 

実は、この審査は本当に国交省の担当者が、現場視察に来て調査・ヒヤリングするらしいですよ。これこそ本物です!

日本の行政ってやっぱりスゴイですね。

 

これは、ドローンの事故防止・安全運航の為の大きな一歩と言えると思います。

 

Q116:ドローンを作る (QC730編)

さぁ~第2弾!ドローンを作ろう。 

 

今回は、QC730を作りました。

流石に、この機体は丸2日掛かりました(汗)

それも製品部の方の協力なしでは無理!!

 

QC730の特徴は、長距離飛行が出来、空撮・測量等に適した機体です。

その為、機体は可能な限り軽量化し、空撮する為のカメラ・画像伝送装置を取付ける作業が、以前のPG390より手間が掛かりました。

 

その為か、途中まで写真を撮っていたのですが、流石に必死し過ぎて撮影する余力なし、ほぼ画像なしです。

 

QC730を作ろう!

①パーツを用意します。

②機体の骨組み製作

 トッププレートとアームを取付けます。

③アームにモーターコード・LEDコードを通しモーター設置

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④アンプの取付

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⑤配線類をフレーム内に収納

もう焼きそば状態(笑)

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➅ロアプレートの固定

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⑦フライトコントローラー搭載

⑧その他機器の取付

・カメラシャッター用ケーブル・ブザー・受信機等

GPSアンテナの搭載

テレメトリーアンテナの固定

⑪ジンバルの組立

⑫バッテリートレーの取付

⑬ネジ類の本締め

ファームウェアのセットUP

ここでパソコンから機体へファームウェアの書き込みを行います。

ピーポーピー!ああ鳴った♬

⑮パラメーターの書き込み

機体に様々な情報をインストールします。

⑯受信機(プロポ)とフラコンをつなぐ作業をします。

これは二人掛かりでモード設定

⑰送信機(プロポ)の設定

QC730用にセッティングします。

⑱FPV用カメラの取付

⑲画像伝送装置取付

キャリブレーション設定

また私はクルクル回る~

⑲サーボプログラムの設定

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⑳脚・プロペラの取付

㉑室内での動作確認

㉒屋外での動作確認&初フライト

 

無事、飛びました~♪

 

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 My QC730かわいいね(^^♪

 

㉓完成

 

Q115:求人?

もし、私がドローン操縦士の求人広告を出そうとしたら?

 

初級レベル

・ドローンに興味のある方

・体力に自信がある方

・力持ちの方

・視力のいい方

・遠近感のある方

・トイレがない場所でも仕事できる方

・寒くても・暑くても屋外で仕事出来る方

・チームワークでの仕事が好きな方

普通自動車免許ある方

 

中級レベル

・農業・インフラ等公共事業に興味のある方

・電子工学が好きな方

・無線・電波に興味のある方

 (第3級陸上特殊無線技士取得なお可)

・自動航行システムなど興味のある方

・カメラに興味のある方

・ラジコンの操縦経験のある方

 

上級レベル

 

・映像編集経験のある方

・エンジニア経験のある方

・旋盤加工が出来る方

・測量の知識のある方

・ソフトウェアー開発経験のある方

・3次元形状復元ソフト解析ができる方(Photoscan・Image Master等)

・ラジコン(ヘリ・飛行機・グライダー等)

 上位入賞された経験のある方

・飛行させない決断が出来る人

 

初級レベルは、体力・チームワーク力を私は重要視したいと思います。

ホビー系ドローンはコンパクトで性能の良い機体は沢山あるので、プライベートで使用するには持ち運びも便利で好きですが

産業用になると環境・用途によって、機体も大きくなりバッテリーも重くなる為

何しろ機体だけでなく周りの装備品含め

重いよ~!!!

 

準備する度に体力の無さに落ち込みます。

そして、操縦士にはバディーが必要。最低でも二人。操縦に集中する人、飛行状態・安全確認等サポートする人。それ以外の関係者等、チームワーク力は重要ですね。

  

中級レベルは、興味のある方と表記していますが、興味からそれらを活かせる事が出来る方がいいです。

ドローンは機体だけでなく、それを動かすためのソフトや映像解析、無線、各制御装置の知識と取り扱いが出来る事が求めれて来ます。

ロボットを動かすと言うことは、これらも必要という事。

 

上級レベルは、ドローン操縦以外にドローンを道具として活用できる専門知識をお持ちの方。

操縦以外に、別の専門の方がパートナーでいればいいのですが、上級レベルの業務が出来るか知っているかで、操縦方法・対応の仕方など、飛行レベルが変わって来ますので、これらの知識・業務ができる方はスーパー操縦士になれると思います。

 

そして、最後に飛行させない決断ができる人。

これは、現場に行くと風や環境がやや悪いと感じても、スケジュールやクライアント様

の要望などで、中々飛行を断りずらい事がたまにあります。しかし、そこで操縦してしまうと墜落事故などにつながる可能性が高くなります。

これは、判断として色々な事が頭を過りますが、再度別の機会を設けて飛行させる決断をする勇気を持つことも必要という事。

 

これからは、ドローン操縦士の訓練・スクールなどはプラスアルファーの専門教育が必要になってくるのでしょうね。

 

ドローン操縦士になるには、日々勉強だ~。