Q100:ドローン操縦士になるための100の質問
このブログをスタートし8カ月経ちました。
そして、等々100回を迎える事が出来ました~(^^)~パチパチパチ(祝)
当初は100回も質問があるの?
100回迎えた時はドローン操縦士になっているの?
スタート時は全く想像もつかず
質問が100になる前にドローンは自分には合わない?
可能性はないと断念して途中で止める?
又は
可能性がありすぎて気づいたら100まで行っているの?
何もわからない状態でスタートしました。
結果、目の前に起きている事・リアルに自分が体験した事など、掲載し続けてたら100回まで来てしまいました。
そして、結果ドローン操縦士になったの?と言うと
・・・答えは「NO」かな。
操縦は出来るようになりました。
しかし、これで操縦士になったとは自分では思っておらず
真のドローン操縦士になる為には、もっとドローンの事を知り、現場を知り、実践を重ねる事で、皆様から認められるドローン操縦士になるのではと思ってます。
そして、私毎ですがドローン操縦士を目指す為、ある決断をしました。
それは・・・
国内のドローンメーカーで働く事にしました。
一時は起業も考えましたが、まだ経験値が浅い為、多くの経験を積み重ねる必要があると思い決断。
今は、国交省への申請業務や外部委託先様との調整業務・スクール運営など行いながら産業機用ドローン操縦の練習もさせてもらってます。
余りの多忙さで、100の質問も出たのでブログは一旦お休みしようと思ったのですが・・・
このブログを通し、ドローンを取り巻く市場がどのように動いているのかなど、私の体験談ではありますが、これからドローン操縦士を目指す方々の一つの参考になればと思い継続したいと思います。
また、検索アイテムとは行きませんが
情報収集する為の一部のツールとして活用して頂ければと思います。
私は良くDID地域を検索する際「ドローン操縦士 Q15」や
申請業務の時は「ドローン操縦士 申請」など検索し直ぐアクセスできるので自分の検査ツールとしても活用してます。
今後は、主に産業用ドローンの掲載が中心になるかと思います。
そこで、Q101回からブログ名を
「ドローン操縦士になる為の100の質問(産業編)」
とRNさせて頂きます。
本日で今年のフライト納めもして来ました♪
来年もどうぞ宜しくお願い致します。
Dronejo HIROMI
Q99:世界のドローンメーカー
現在、世界ではドローン市場に参入している企業がどれくらあるのでしょうか?
・・・・・711だそうです。※DRONE.COMより
下記、DRONEII.COMから情報公開されています。
https://www.droneii.com/drone-market-environment-map-2016
■The Drone Market Environement 2016
独自で調査を行った「市場環境MAP」です。
その結果、49か国から711のエントリーがあり
■国別分け
・北アメリカ 54%
・ヨーロッパ 30%
・アジア 9%
・オセアニア 3%
・MEA 3%
・南アメリカ 1%
■市場カテゴリー分け
・プラットホーム 29%
・システム 16%
・サービス 20%
・大学・研究プログラム 10%
・ソフトウェア 7%
・メディア 6%
・イベント 3%
・オペレーター市場 2%
・保険 2%
・その他 5%
やはり、アメリカ・ヨーロッパが多いのが分かりますね。
日本はアジア9%内ですので、これから日本勢も伸びて行くのでしょう。
市場カテゴリーは、やはりプラットホーム29%を占め、海外はだいぶ構築されているようですが、日本はインテル・KDDIなどドローンメーカーなど商業化に向けネットワークを活用したドローン専用基盤を構築し始めているそうです。
今回は、その中で私が注目するドローンメーカー(Hardware系)をピックUPしました。
上記のMAPに掲載されていないメーカー様もありますが国内市場を厚めにご紹介させて頂きます。
中国
・DJI
・Yuneec
https://www.yuneec.com/en_US/home.html
フランス
・Parrot
アメリカ
・3DR Robotics
カナダ
・Aeryon
日本
・エンルート
・プロ ドローン
・自律制御システム研究所
・テラ ドローン
・アミューズワン セルフ
まだ、紹介仕切れてませんが2016年注目したメーカー様をご紹介させて頂きました。
Q98:ドローンの仕事
最近よく聞かれるのが、ドローンスクールに行って資格を取得したら、仕事は紹介してくれるんですか?
この答えは「NO」だと思います。
元ラジコン経験者・農業関連・カメラマン・映像関係者など今の仕事にプラスアルファーでドローンという道具を使って仕事の領域を広げている方たちは、直ぐ成果を上げている方もいっらしゃいますが
「NO」というのは、ドローン操縦が出来るだけでは仕事には、中々つながらないという事です。
ドローン=道具 を活用し付加価値をどう提供できるか
世の中に貢献出来てこそ、仕事として価値があり、喜びも生まれ、社会貢献できるのだと思います。
また、仕事だけでなくプライベート・趣味の世界で、今まで入り込めなかった領域(上空)からの撮影で、家族や友人にも感動を与え、皆に喜んでもらえた時は自分も嬉しいものです。
私もドローンスクールに行ってPhantom4を操縦できるようになったのは収穫でしたし、人脈が出来たのは大きかったです。
でも、そこから仕事につなげるには、まだまだ勉強する事が沢山あるのだと、日々気づかされました。
そんな中、私が見て来たドローンを活用したビジネスをしている方々のリストを整理してみました。
現時点で私が今、パッと浮かぶドローンを活用したビジネスをご紹介します。
■空撮
カメラマン・TV関連・映像関係者等
■農業
農薬散布・農薬メーカー等
■レース関連ビジネス
レーサー・施設運営・サポート・機体販売・グッズ等
■ドローン操縦士
派遣・委託・インストラクター等
■物販
ドローン関連機器・シュミレータ販売・トイドローン等
■教育・資格ビジネス
スクール運営・講師・検定関連・無線関連
■ホテル・観光協会
ドローン施設提供・イベント・ツアー・ゴルフ場・スキー場・学校・会場提供 等
■販促
SNSビジネス・ブログ・本出版等
■メーカー
機体企画・開発・製造・新規事業開発促進等
■関連サービス
レンタル・会場貸出・メンテナンス・アフターサービス等
■保険業
傷害保健・機体保険等
■産業
農業・測量・土木・橋梁点検・トンネル点検等
■災害・救助・救命関連
消防士・警察・地方自治体
■点検・調査関連
赤外線調査・ソーラーパネル・火災・生態系調査等
■物流ビジネス
宅配・インターネット関連等
■申請関連
行政書士・ソフトウェアー開発
■データ管理
クラウド・システム・アプリ・ソフト開発・管理業務 等
■行政
■プライベート(趣味)
旅行・風景 等
これだけでも、だいぶドローンに関する仕事があるのだという事がわかります。
そして、仕事の内容によっては、適材の機種(大きさ・付加機能・ペイロード等)があるという事もお伝えしておきます。
また、現在のスクール受講者状況を伺うと、半年前は自分の意志で入校される方が多かったようですが、最近は企業から任命されて参加されている方も増え経営者も仕事として活かせるか従業員を送り込んでるという傾向も出て来ているそうです。
これからも、新たな産業ビジネスがどんどん生まれてくるのでしょう。
あと、都内よりは地方の方がドローン操縦士のニーズは高いと伺っています。先日も大分県の温泉に行った時、その温泉のPR空撮映像や近隣の観光名所を空撮した映像を流されていました。
温泉に入るのを忘れ、ずっと立ちんぼ状態で見入ってました(笑)
もし、スクールなどで折角技術を取得した方などは、練習を積み重ね営業活動すれば地域活性化につながる仕事などもあるかも知れませんね。
それぞれの方々のアイデアでドローンの世界が広がるのが楽しみです。
次は世界のドローン企業をお伝え致します。
Q97:人材派遣
最近になって求人募集でもドローン操縦士募集という広告も見るようになりました。
Q96:PG390って何?
先日のenRouteスクールで使用したPG390を調べてみました。
こちらの機体の特徴は、プロペラガードが既にフレームとして付いている為、プロペラによる事故は防ぐ事を軽減されています。
また、有線ケーブルを接続出来る為、電源を供給できる場所や発電機につなげれば、飛行時間を気にする事無く、ずっと飛行させる事ができます。
有線ケーブルの長さを調整すれば、それ以上に飛ぶ事がないので、安全ケーブルとしても活用でき良いと思います。
■PG390仕様書
http://enroute1.com/wp-content/uploads/2016/09/pg390_quadcopter_20160128.pdf#search='PG390'
主な用途 練習用
スクールでは、PG390を使用し
外で飛行させる場合、電源設備がある場合は建物などからケーブルを引き、ない場合は、発電機を用意し電源ケーブルをつなげて飛行さていました。
バッテリー切れの心配もなく、飛ばしたい放題で楽しいです。
また、重りをつける事で飛行範囲を制御出来る為、まわりの建物・人に危害を与える事がないので安心。
その他、一回り大きい機体(PG700)もあり、ペイロードが4kgとカメラなど搭載できるので、業務用としても活用できます。
以下、販売店様のPG700動画です。
■PG700
主な用途 インフラ点検
カメらなどを搭載し、インフラ点検(橋梁など)にも活用されているそうです。
■販売 エンルートM's
Q95:enRouteドローンスクール
産業用のenRouteドローンパイロットスクールに行って来ました。
今まではDJI Phantom/Inspireなどの操縦でしたが、産業用はどのような物なのか体験して来ました。
感じた事
・測量・インフラなど、企業がドローンを検討する下見にはお勧めのコースだと思いました。
・機体は大きくパワーがありメカメカしいが、GPSなど精度が高い。
・送信機(プロポ)操作は、DJIに慣れている人にとっては難しく感じる。
※送信機はFUTABA使用。
・飛行時の機体状況が手元では確認出来ない。
※機体+送信機+PC(ミッションプランナー等のソフト使用)+FPV(画像伝送装置)等使用
・ミッションプランナー(自動航行システム)は、取得出来れば業務用として可能性は広がる
・業務に適したオーダーメイドが出来る
・産業として活用している講師の方の話が直接伺える 等
■内容「ベーシックコース」
1日 6時間コース
座学:ドローンの基本・法律等
実技:PG390を使用した操作練習・基本操作取得
※基本取得された方はエンルートべーシックコース修了証を取得出来ます。
私としては産業用enRouteドローンは、Phantomとは全く別物に感じました。
ドローンの基礎・法律関係はJUIDAで勉強した内容と同じなのですが、送信機がFUTABA14を使用しており、Stabilize/AltHold/Loiterを理解するのに苦戦しました。
操縦はLoiter(GPS使用)であれば簡単に飛行できるのですが、Stabilize/AliHoldモードは、緊急時や室内飛行の際はGPS受信が不可の為、操縦が出来る必要もあります。
実技ではLoiterで練習し、操縦できるようになれば、AltHold(気圧センサー機能付)で練習し、操縦が上手い方はStabilize(完全マニュアルモード)で練習が出来ます。
始めて操縦した時は、ドキドキで体に感じるプロペラの風を強く感じ、産業用はスケールが違う!って気分高調!
やはり機体と操縦士の距離は10mは必要だと改めて実感します。
その他、機体の設定、状態確認はDJIの場合は、プロポにiPadなど上部に付けている為、1人でも操縦しながら同時にみれるのですが、Futabaの送信機はバッテリー状況は確認できるのですが、緯度・高度・GPS受信・機体状況など、詳しい情報はPCで表示したミッションプランナーを見ないとわからない為、2人態勢でないと行けないという事が理解できます。
フライトコントローラーはPixHawkを使用しており、万が一事故が起きても、飛行機データー抽出が出来る為、原因調査をする事もできます。
知れば知るほど業務として使用するには、それなりの機能が付加されているとういう事など勉強になりました。
もし、気軽に風景などの空撮を楽しみたい方はPhantomやInspireなどで十分なように感じます。
たった、6時間コースの為、これで操縦マスターできるまでには行きませんが、初歩的な段階で産業機ドローンとはどのような物か理解でき、実機操作を出来るには良いと思いました。
産業用は高額な為、購入するか検討している方などにもお勧めだと思います。
■enrouteドローンパイロットスクール
http://enroute1.com/enroute-drone-pilot-school/
現在。大分県で2校開催されているようです。
九州は測量・インフラ関係でニーズが高い為、大分県で開講する意味もわかります。
今は、ベーシックコースのみですが、ステップUPで「自動航行(ミッションプランナー)コース」や「測量コース」も用意されています。
いつか私も取得出来るようになればいいな~♪
Q94:HUBSAN X4 DESIRE(GFORCE)
初心者でも楽しく学べるトイドローンを探していた所
屋外でGPS機能がついて2万円代で購入できるドローンを見つけました。
それは
■商品 HUBSAN X4 DESIRE(GFORCE)
http://www.gforce-hobby.jp/products/H502E.html
実際操縦してみたのですが楽しかったです。
ただ、室内用にちょっと大きいので屋外や体育館など広い場所で楽しむにはお勧めです。
良かった点
①スティック操作練習ができる。
スマホで操縦するトイドローンより、Phantoや実機の送信機(プロポ)と同じスティック練習が出来る為、操縦練習にするには良いと思います。10万円以上する実機練習はリスクも高いですからね。
②GPS機能付き
この価格でGPS機能付きは安いと思います。
③気圧センサー付き
GPSが届かない室内練習など、体育館などで操縦しても高度維持が出来る為、安心です。
④コンパスキャリブレーションを行う
水平方向に回す⇒垂直方向に回すとPhantomと動作が似ているなって感じました。キャルブレーションの重要さも体験できる。
⑤モード1・2切替設定可能
初期設定はモード1です。どちも切替ができるので良いですよ。
⑥カメラ・動画撮影可能
SDカードを入れて撮影する事が可能。動画も楽しめました。
⑦オリエンテーションモード付
機体をラダーで旋回し、前後がわからなくなっても、前後左右が固定された状態で出来る為、初心者には優しい
⑧分解が出来る
おもちゃですが、ドローンの構図を理解するには面白いと思います。
今度分解してみよ~っと。元に戻せるか自信ありませんが・・・
デメリットは・・
プロペラガードが無い所ですかね。
よって、広い場所で操縦する事をお勧めします。
それでも安全に操縦したい場合は、紐と重石で調整し、飛行する範囲を固定するのがベストです。
私は今まで、Q21:トイ・ドローンをご紹介しましたが
HUBSAN X4 HD(NO.H107C)は、小さくて室内で練習するには良いのですが、GPSや気圧センサーもなかった為
操縦が難しかった為、全く初めて操縦する人にはDESIREは良いと思います。
初心者の方にはドローンって面白いんだ!と感じてもらう事で、興味を持ち、実機を操縦してみたいと思ってもらえる事も大切だと思っています。そうでないとつまらないし、盛り上がりに欠けますからね。
実際使ってみて感じた事は、
大人や子供たちにも簡単に操縦ができ、Phantomなど実機練習をする前の練習用で、スマホで操作するタイプでなく、スティック操作練習も出来ます。
現在、スクールが増え大量購入など、在庫が無いなど人気もあるそうです。
気になる方は是非チェックしてみて下さい♪