最近になって求人募集でもドローン操縦士募集という広告も見るようになりました。
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先日のenRouteスクールで使用したPG390を調べてみました。
こちらの機体の特徴は、プロペラガードが既にフレームとして付いている為、プロペラによる事故は防ぐ事を軽減されています。
また、有線ケーブルを接続出来る為、電源を供給できる場所や発電機につなげれば、飛行時間を気にする事無く、ずっと飛行させる事ができます。
有線ケーブルの長さを調整すれば、それ以上に飛ぶ事がないので、安全ケーブルとしても活用でき良いと思います。
■PG390仕様書
http://enroute1.com/wp-content/uploads/2016/09/pg390_quadcopter_20160128.pdf#search='PG390'
主な用途 練習用
スクールでは、PG390を使用し
外で飛行させる場合、電源設備がある場合は建物などからケーブルを引き、ない場合は、発電機を用意し電源ケーブルをつなげて飛行さていました。
バッテリー切れの心配もなく、飛ばしたい放題で楽しいです。
また、重りをつける事で飛行範囲を制御出来る為、まわりの建物・人に危害を与える事がないので安心。
その他、一回り大きい機体(PG700)もあり、ペイロードが4kgとカメラなど搭載できるので、業務用としても活用できます。
以下、販売店様のPG700動画です。
■PG700
主な用途 インフラ点検
カメらなどを搭載し、インフラ点検(橋梁など)にも活用されているそうです。
■販売 エンルートM's
産業用のenRouteドローンパイロットスクールに行って来ました。
今まではDJI Phantom/Inspireなどの操縦でしたが、産業用はどのような物なのか体験して来ました。
感じた事
・測量・インフラなど、企業がドローンを検討する下見にはお勧めのコースだと思いました。
・機体は大きくパワーがありメカメカしいが、GPSなど精度が高い。
・送信機(プロポ)操作は、DJIに慣れている人にとっては難しく感じる。
※送信機はFUTABA使用。
・飛行時の機体状況が手元では確認出来ない。
※機体+送信機+PC(ミッションプランナー等のソフト使用)+FPV(画像伝送装置)等使用
・ミッションプランナー(自動航行システム)は、取得出来れば業務用として可能性は広がる
・業務に適したオーダーメイドが出来る
・産業として活用している講師の方の話が直接伺える 等
■内容「ベーシックコース」
1日 6時間コース
座学:ドローンの基本・法律等
実技:PG390を使用した操作練習・基本操作取得
※基本取得された方はエンルートべーシックコース修了証を取得出来ます。
私としては産業用enRouteドローンは、Phantomとは全く別物に感じました。
ドローンの基礎・法律関係はJUIDAで勉強した内容と同じなのですが、送信機がFUTABA14を使用しており、Stabilize/AltHold/Loiterを理解するのに苦戦しました。
操縦はLoiter(GPS使用)であれば簡単に飛行できるのですが、Stabilize/AliHoldモードは、緊急時や室内飛行の際はGPS受信が不可の為、操縦が出来る必要もあります。
実技ではLoiterで練習し、操縦できるようになれば、AltHold(気圧センサー機能付)で練習し、操縦が上手い方はStabilize(完全マニュアルモード)で練習が出来ます。
始めて操縦した時は、ドキドキで体に感じるプロペラの風を強く感じ、産業用はスケールが違う!って気分高調!
やはり機体と操縦士の距離は10mは必要だと改めて実感します。
その他、機体の設定、状態確認はDJIの場合は、プロポにiPadなど上部に付けている為、1人でも操縦しながら同時にみれるのですが、Futabaの送信機はバッテリー状況は確認できるのですが、緯度・高度・GPS受信・機体状況など、詳しい情報はPCで表示したミッションプランナーを見ないとわからない為、2人態勢でないと行けないという事が理解できます。
フライトコントローラーはPixHawkを使用しており、万が一事故が起きても、飛行機データー抽出が出来る為、原因調査をする事もできます。
知れば知るほど業務として使用するには、それなりの機能が付加されているとういう事など勉強になりました。
もし、気軽に風景などの空撮を楽しみたい方はPhantomやInspireなどで十分なように感じます。
たった、6時間コースの為、これで操縦マスターできるまでには行きませんが、初歩的な段階で産業機ドローンとはどのような物か理解でき、実機操作を出来るには良いと思いました。
産業用は高額な為、購入するか検討している方などにもお勧めだと思います。
■enrouteドローンパイロットスクール
http://enroute1.com/enroute-drone-pilot-school/
現在。大分県で2校開催されているようです。
九州は測量・インフラ関係でニーズが高い為、大分県で開講する意味もわかります。
今は、ベーシックコースのみですが、ステップUPで「自動航行(ミッションプランナー)コース」や「測量コース」も用意されています。
いつか私も取得出来るようになればいいな~♪
初心者でも楽しく学べるトイドローンを探していた所
屋外でGPS機能がついて2万円代で購入できるドローンを見つけました。
それは
■商品 HUBSAN X4 DESIRE(GFORCE)
http://www.gforce-hobby.jp/products/H502E.html
実際操縦してみたのですが楽しかったです。
ただ、室内用にちょっと大きいので屋外や体育館など広い場所で楽しむにはお勧めです。
良かった点
①スティック操作練習ができる。
スマホで操縦するトイドローンより、Phantoや実機の送信機(プロポ)と同じスティック練習が出来る為、操縦練習にするには良いと思います。10万円以上する実機練習はリスクも高いですからね。
②GPS機能付き
この価格でGPS機能付きは安いと思います。
③気圧センサー付き
GPSが届かない室内練習など、体育館などで操縦しても高度維持が出来る為、安心です。
④コンパスキャリブレーションを行う
水平方向に回す⇒垂直方向に回すとPhantomと動作が似ているなって感じました。キャルブレーションの重要さも体験できる。
⑤モード1・2切替設定可能
初期設定はモード1です。どちも切替ができるので良いですよ。
⑥カメラ・動画撮影可能
SDカードを入れて撮影する事が可能。動画も楽しめました。
⑦オリエンテーションモード付
機体をラダーで旋回し、前後がわからなくなっても、前後左右が固定された状態で出来る為、初心者には優しい
⑧分解が出来る
おもちゃですが、ドローンの構図を理解するには面白いと思います。
今度分解してみよ~っと。元に戻せるか自信ありませんが・・・
デメリットは・・
プロペラガードが無い所ですかね。
よって、広い場所で操縦する事をお勧めします。
それでも安全に操縦したい場合は、紐と重石で調整し、飛行する範囲を固定するのがベストです。
私は今まで、Q21:トイ・ドローンをご紹介しましたが
HUBSAN X4 HD(NO.H107C)は、小さくて室内で練習するには良いのですが、GPSや気圧センサーもなかった為
操縦が難しかった為、全く初めて操縦する人にはDESIREは良いと思います。
初心者の方にはドローンって面白いんだ!と感じてもらう事で、興味を持ち、実機を操縦してみたいと思ってもらえる事も大切だと思っています。そうでないとつまらないし、盛り上がりに欠けますからね。
実際使ってみて感じた事は、
大人や子供たちにも簡単に操縦ができ、Phantomなど実機練習をする前の練習用で、スマホで操作するタイプでなく、スティック操作練習も出来ます。
現在、スクールが増え大量購入など、在庫が無いなど人気もあるそうです。
気になる方は是非チェックしてみて下さい♪
先日、農薬散布ドローンスクールが行われるという事で手伝いに行って来ました。
参加者は、農林水産業に関する方々ばかりで、今後のドローンを活用し、農家さんの業務負荷を軽減するため勉強も含め、今後インストラクターになる方など、参加されていました。
授業の内容は、座学+実技と3日間コースでした。
殆どが、実技で中々厳しい内容でした。
講師の方は、ラジヘリで農薬散布の経験者でもあり、マルチローターの育成指導員で、操縦から適切な指導など、流石と思わせる事ばかりでした。
そして、手伝いして分かったのが、これは絶対、スクール受講は必要だという事です。
思った以上に、操縦だけでなく、散布のタイミングや高度によって、液剤の流れも代わるため、高度維持などの技術も必要になります。
■スクール内容
1日 学科
航空法・農薬取締法・安全運航等
2日 学科+実技
点検・飛行(着陸・水平等)
3日 実技+試験
標準散布パターン(手動)・遠方飛行(50m)
枕地散布・緊急対応等
試験・・厳しかったですよ!これぞ認定試験という感じです!
■スクール場所
スカイテックやクロノスなど
物件投下練習の為、事前に認可のとれた場所でしか飛行訓練は出来ません。練習は水ですが、リアルに散布訓練が出来ます。
■参加する為には
最低1カ月前には申し込みが必要
スクールと言っても、物件投下になる為、スクールから国交省へ参加者の氏名など事前申請が必要だそうです。
よって、勿論、急遽来た方に少し操縦してみる?っていう訳には行かないという事です。
■飛行訓練内容(一部)
散布剤(水で代用)
枕地から散布、20m直線走行、4m幅を置いて、20m直線走行と5往復します。
起動方法
散布剤のチューブの空気抜きをします。
メーカーによって方法が違います。
この日は、エンルート機・丸山機の2機でした。簡単な方はエンルート機でした。
タンクの取り外し
中に散布剤を入れるのですが、タンクの取り外しが出来るのは、すごく良かったです。機体事態重いのに、それを移動して作業するとなると・・・
操作方法
FUTABAの送信機(プロポ)使用で、機体は産業用ドローンの為、操縦はDJIより難しそうでした。
■感じた事
産業用として使用する為には、機体の丈夫さ、性能の高さ、運用力など、実際使ってみると、自分にあった機体はどれかという事が分かります。実機確認は重要ですね。
それと、操縦するまで色々な手順を踏まないと行けませんが、今まで重たいタンクを背負っての散布や資金面、手軽さなどを考えたら、ドローンはニーズのあるロボットだと、改めて感じさせられました。
あと、認定資格取得後も、実際の圃場での飛行訓練もあるそうです。
徹底してますね(^^)
ドローンの世界は、ホビー用・レース用・産業用と様々、奥深さにのめり込みそうです。。
農薬散布機を操縦する為には、下記の流れが必要です。
①一般社団法人)農林水産航空協会の認定資格を取得
※約3日~5日コース。金額 約15~18万円
↓
②農薬散布機を購入
※1機 120万円~250万円
↓
③農薬散布の許可申請
※国交省へ危険物・物件投下申請が必要です。
各農家さんがその都度申請していたら、春~秋にかけ、とんでもない申請量になる為、農水協がまとめて国交省へ申請するそうです。
※流れ
農家さん又は散布する業者⇒販売代理店⇒農水協⇒国交省
↓
④農薬散布の作業開始
※国交省への申請は、現在約1カ月経つため、早めの申請と年間包括申請がベストです。
以上、ここまでが私が知りえた情報です。
あとは、具体的に知りたい方は
下記、産業用マルチローター指定教習指定一覧の各教習施設にご確認下さい。
もっと詳しい情報が入ると思います。
どこで資格取得出来るの?
↓
■教習施設一覧(農水協HPより)
http://www.j3a.or.jp/shoukai/newsH2712.html
因みに、農水協はドローンをマルチローターと言うそうです。
農薬散布機となると、必ず農水協の話が出て来ます。
農水協って何?
色々、情報収集した内容をお伝え致します。
まず、ドローンで農薬散布の仕事に携わる方(メーカー・販売・操縦士)は、必ずこの協会とのつながりが、重要になって来るそうです。
何故なら、ドローン農薬散布機は農水協に登録していないと国内での使用は出来ない、認定教習施設が必要、操縦者は認定資格が必要、防除計画許可申請など・・
今までは、農薬散布はラジヘリが主流でしたので、ヤマハやヤンマーなどから購入した際、詳しい説明はあるのですが、外部から新規でドローンビジネスに参入する方は、農薬散布ビジネスの仕組みを理解していないと、機体は開発した、さぁー販売しようと思っても、日本では中々先に進める事は出来ないようです。
その為か、某海外メーカーの農薬散布機も機体はあるが、日本での販売が遅れているのも、この農水協の関係が大きいようです。
実際、日本ではどのような手続きが必要なのか、整理しました。
■農水協とは
一般社団法人)農林水産航空協会
■主な業務
・農薬散布機の機体認定
農薬は、いわゆる危険物です。空中から危険物をバラまく訳ですから、散布ノズルの精度や飛行の安定化など、液漏れが無いかなのどチェックをします。機体性能認定を受けた機体がやっと販売できる訳です。
・整備施設の確認
農薬をまく機体とし、定期的なメンテナンスや操縦士の育成が必要です。その体制が販売店で整っているか。販売して終わりでなく、その後のアフターケアーが整っているかなどの確認もします。
・操縦士のインストラクター認定
安全運航が出来る操縦士の育成が必要です。ドローンを操縦出来ても、農業用は飛行+散布技術が必要です。スイッチ一つ入れるタイミングで散布場所がズレたり、人に掛ったら大変な事になってしまいます。
法律・農薬の種類・危険性・散布技術など、指導師の元での教育が必要です。
自動航行もありますが、GPSの精度や緊急時は手動も必須になります。
その他、農林水産業における航空機等の利用の安全性・研究・開発・国交省への代行申請なども行っています。
なぜ、これらが必要かというと農薬=危険物の投下にあたる為、やはりこれ位の事はしないと行けないという事はわかります。
その危険性の事例です。
■危険性
農薬=薬物
人体・人物に影響を与える
・散歩中のワンちゃんが、ペロリとなめたら・・大変!
・隣の畑の野菜(レタスなど)、洗浄してそのまま食べる野菜は、人の口に直接入るので、害を及ぼす為、出荷が出来なくなります。
・自動車にかけてしまったら、農薬は乾燥すると薬剤が濃縮し、塗料に影響を与えます。
等
農薬に関する知識も必要になります。
■使用できる農薬
ドローンで使用する農薬は決まっているそうです。
農林水産省(農薬コーナー)
http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/index.html
■対象品種
その他、葉野菜・ブドウ等は現在は無いそうです。
農薬会社も許可が下りるまで、時間とお金が相当かかるそうです。
■農薬は購入できるの?
登録を受けた農家の方や業者など、登録を受けた方しか購入は出来ません。
余は、危険な薬剤を取り扱うのですから、これこそ操縦技術が必要で、しっかりとた知識がある人でないと、行けない訳であるのです。
よって、ドローン農薬散布を行う方は、必ず認定校で資格取得する必要があります。
下記、詳しく掲載されています。
http://www.maff.go.jp/j/kokuji_tuti/tuti/t0000926.html#honbun
ドローンの普及によって、知らない方々が参入するようになってきている為、農水協もきっと問い合わせなどで大変だろうと、想像が付きます。
次は、実際に運用する方為のプロセスをお伝えします。
PS:皆様からの声が農水省に届いたのか?2017年7月1日付けで、空中散布の役割で農水協が無人航空機の性能確認、教育等を実施すると記載されていましたが、農水協以外にも、登録認定等機関であれば、その業務を行うことが出来るようになるそうですよ。