今回は、国産ドローンのYAMAHA FAZER RG2をご紹介します。
YAMAHA FAZER RG2 仕様内容
この機体の特徴は、長距離飛行(衛星通信)で自動航行が可能
主に、産業用として空撮・測量・物流などで活用されています。
FAZER RG2の特徴
・ペイロード30~33㎏
・衛星通信=長距離飛行可能
・自動航行可能
元々、FAZERは、1980年頃から研究開発がスタートし、1997年に農業機RMAXを販売。
その後、農業用FAZER Rをベースに、2016年YAMAHA FAZER RG2として開発され
40年以上の実績のある機体は安心して運用できます。
機体価格は、マンション一軒分と高額で、衛星通信費も高く
操縦手法は、農薬散布機とは違い、離着陸は安全面で手動操縦に切り替えますが
基本、自動航行飛行で、基地局からモニターを見ながらの映像確認し
遠隔で操縦します。
その為、特殊な操縦技術・訓練・経験が必要な為、現状、運航できるのは
YAMAHAチームか、国内でも数社しかいないのが現状だそうです。
以下、オペレーターが操縦している動画です。
山岳地帯での物資輸送です。この映像を見ながら操縦のイメージをしますが
やはり高難度でスペシャリストの凄さを感じます。
■電力会社資材運搬 YAMAHA HP 事例紹介より
また、衛星通信するためには、機体に衛星通信機を搭載し、様々な実証テスト飛行が必要になります。
以下、YAMAHA技術者の論文が掲載されています。非常に勉強になる内容でした。
■衛星通信による FAZER R G2遠距離自動飛行運用紹介
YAMAHA 森本琢磨
https://global.yamaha-motor.com/jp/design_technology/technical/presentation/pdf/browse/53gs02.pdf
今後も、YAMAHAの進化に目が離せません。